更新情報・お知らせ
- 2022/6/26
- フォレストアドベンチャー・バーベキュー情報を追加しリニューアルしました。
有数の樹木を誇る泉自然公園には、日本のさくら名所百選にも選ばれた芝生広場をはじめ、池にかかる「いずみ橋」、時期には辺り一面が紅く染まる「もみじ谷」などの四季を彩る見どころが盛りだくさん。
近年では巨大な樹木の量を有効活用したアスレチック施設「フォレストアドベンチャー・千葉」と手ぶらバーベキューが楽しめるデイキャンプ広場も開設し、景色だけでなく遊べるスポットとしても存在感を見せています。
千葉市メニュー
遊べる森
この泉自然公園には、幼児がちょこっと遊べるブランコ・滑り台などの小さな施設がない分、森林をそのまま利用して見事にアドベンチャーコースに仕上げた冒険施設があります。
ハーネス・事前講習など安全への配慮も抜群で、壮大な自然と戯れながらの冒険を楽しめる注目の近代的アトラクションです。
フォレストアドベンチャー・千葉
アドベンチャーコース
スタッフによる説明と安全講習と専用のハーネスを着用してからスタートする、安全性もよく考慮した本格的なアスレチック施設で、小学校4年生以上、身長140センチ・体重110キロ以下といた制限つきで、所要時間が1時間半から2時間のコースを1周してゴールです。
樹齢が永く巨大な木が多い敷地のなかでもひと際大きな樹木の間に掛けられたスリリングな吊橋を渡っていく冒険施設で、なかでも、冒険の締めくくりを飾るジップスライドでは、こどもはもちろん大人も大きな声を出しながら楽しそうに滑り降りていく姿も見られます。
キャノピーコース
比較的小さなこども、もしくはファミリー向けとされいますが、ちょっとしたアスレチックよりも遊びごたえは抜群の本格的なもので、身長110センチ・体重110キロ以下といった制限もあります。
全サイト80分遊び放題というシステムで、1周したら終わりというわけではなく、3サイト設けられた冒険遊具のなかから、自分が気に入ったアトラクションを繰り返して楽しめるシステムです。
プチ遊び・研修など
この他にも、グループなどの研修にぴったりの自然体験プログラムや、別料金(取材時:10分500円)で軽く遊べるトランポリンなども用意されているなど、さまざまなニーズに応えてくれる近代冒険施設です。
※利用制限・内容等は取材時のものです。
※利用条件・定休日・時間などは公式ページでご確認ください。
桜リポート
とても広くて高低差もある泉自然公園には、迷いそうな場所や分かれ道などに大きな園内の地図が設置されており、可愛いイラストのアイコンによって桜が見られる場所が一目瞭然となっています。
草原
なかでもいちばん人が集まるのは名所として有名な「草原」と呼ばれる広場周辺で、桜が咲き始めるとテントやレジャーシートを用意したお花見客が詰めかけ、設置されたベンチもあっという間に満員状態です。
草原は、冒険施設が充実する前は園内の象徴的なスポットとされていたエリアで、芝生を囲むように植えられた種類の豊富な桜の景色は名所百選にも選ばれており、その名誉に相応しい迫力のある桜の景色はご覧のとおりです。
さすがに名所というだけあって巨大な桜が数多く並んでいるので「1本の大木の下に皆が集まって密集してしまう」状況になる可能性が少ないのは、のんびり派の方にとっても嬉しいポイントです。
入口には「さくら名所100選の地」の証明の碑が置かれていますが、千葉県でこの栄光をいただいた観光地はごくわずかです。
飲料の自動販売機は駐車場・フォレストアドベンチャー付近など随所に設置されていますが、売店や食堂は設けられていないので、桜の木の下にテントを設営し、近くにシートを広げて用意したお弁当を食べるという王道の楽しみ方がおすすめです。
お花見広場
泉自然公園の場内は、桜を見られるポイントが多岐にわたっており、なかでも「お花見広場」と呼ばれる綺麗に整備されたエリアには、巨大な枝垂れ桜などインパクトが強い桜がずらりと並んでいます。
草原とは一味違った雰囲気となっており、広場でボール遊びといった雰囲気ではなく、純粋に桜を楽しみたい方向けのスペースという表現があてはまる雰囲気で、手ぶらで来た人も屋根付き休憩所の東屋でのんびりできそうです。
桜のレイアウトが日本庭園を彷彿とさせるような雰囲気を漂わせ、散り始めた時期でも桜の絨毯が粋な味を出してくれるので、フォトジェニックな場所を探している方はこちらの方がおすすめといえそうです。
景観リポート
千葉市内とは思えない大自然の景観はどの季節でも見応えたっぷりで、冬の梅林から名所でもある桜、初夏から夏にかけては菖蒲・ハスなどの水生植物が見どころとなり、秋には大量のもみじが道を彩ります。
いずみ橋
数重の太いワイヤーで作られた長い吊橋で橋の下には池の景観を望むことができ、フォレストアドベンチャーへの最短の道にもなっているので、泉自然公園のスケールの大きさと自然の豊かさを最初に味わえるスポットです。
車を駐車場に停めて持ち物を確認したら、ビジターセンターの奥にある入口を目指し、そこから築山を通り過ぎるといずみ橋の案内が現れるので、その標識に従っていずみ橋を目指しましょう。
池のエリア
いずみ橋から見える低地部分には、5つの連続した池があり、すべて合わせると川のような形にも見える景観を楽しむことができます。
カメが多く住んでいる島の池では仲睦まじい親子亀の姿を観られるほか、比較的広い下の池には多くの生物が住んでいるため野鳥が多く訪れており、時間をかけて観察すれば、野鳥が水中の魚を捕まえるシーンなども見ることができます。
散策道
もともとは自然を生かした歩道の豊富さが最大級の魅力だったともいえるので、季節を楽しめる散策道の種類の豊富さとクオリティの高さは近隣のなかでも群を抜いています。
なかでも「もみじ谷」は、山道のような場所の狭い道の両脇にずらりともみじの木が並んでおり、真っ赤に染まる深秋はもちろん、春から秋にかけても見事な自然の景色散策におすすめのコースです。
グルメ情報
自然の姿をそのまま生かしているのが特徴なので、レストランなどの施設はもともと存在していませんが、2018年にバーベキューが楽しめるキャンプ広場が開設されました。
手ぶらバーベキュー
泉自然公園の名所「草原」隣の杉林が広がる一帯には、バーベキューが楽しめるスペースとテーブル・椅子などが設けられ、土日祝日限定で楽しめるデイキャンプ広場が広がっています。
自前で食材・ドリンクを持ち込むことも可能ですが、手ぶらプランがおすすめで、とくにデイキャンププランは、キャンプセットを持ち込まずにアウトドア気分を味わえる、器材・消耗品つきのおすすめプランです。
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おすすめ撮影スポット
季節それぞれに味わえる樹木と特徴がある4種類の池、さらにはそこに訪れる種類の豊富な野鳥など季節を楽しめる見どころが豊富で、千葉市内でも屈指の撮影スポットとなっています。
下から見たいずみ橋
被写体が多い園内の中にあって目立っている造形物がこの「いずみ橋」で、以前は地味な色でしたが、昨今紅く染められ、周辺の緑とのコントラストも味わえるようになりました。
野鳥
泉自然公園の池周辺は、毎日ように三脚を持った撮影家が訪れている野鳥の撮影スポットとなっており、そこでは季節限定で訪れる珍しい鳥も撮影することができます。
愛犬家のための情報〜
以前からワンちゃんと愛犬家にとって嬉しいお散歩向きでしたが、レンタル自転車が廃止され、その後は車・バイク同様に自転車の入場が禁止され、ますますワンちゃんのお散歩が快適な環境と進化しました。
愛犬とお散歩おすすめ度:5
★★★★★
アスファルトで舗装されている「元サイクリングコース」も、今はワンちゃんが快適に歩ける歩道へと変わったので、自然の山道も合わせて、ワンちゃんと一緒にハイキング気分で森林浴&散歩ができるでしょう。
アクセス
千葉市内ではあるものの電車の駅からは離れているため、車もしくはバスの利用が一般的なアクセス方法となっていますが、周辺にはトレッキングコースが広がっているので、ロングハイキングの拠点としてもおすすめです。
駐車場
料金体系は単純で分かりやすく、入場時に400円を支払って帰りの際にはゲートが自動的に上がるシステムで、閉門時間を超えなければ何時間利用しても400円で済みますが、1分で出場しても同じです。
入場時に料金を支払っているため帰りは皆スムーズに出場することができ、混雑時でも渋滞する可能性がとても低く、単純でありながらよく考えられた嬉しいシステムといえそうです。
電車・バス
JR千葉駅から出ている「フラワーバス」に乗るのが一般的で、10番乗り場にきたバスの運転手さんに聞けば笑顔で答えてくれるでしょう。
停留所のすぐ近くに郵便局があるのも便利なポイントで、バス停留所を降りるとすでに自然だらけで、多少距離を感じるものの案内があるので安心で、のどかな農道を通過し、従業員専用をスルーしたら入口です。
入口付近には田園を巡るトレッキングコースの案内図が載っているので、歩くのが好きな方で余力が残っていれば、こちらに挑戦してみるのも面白そうです。
記事:取材班長・みどり
アスレチックなどの冒険施設と手ぶらバーベキューがどんどん増えている、というのが千葉県の傾向となっており、ここも例外ではなく、まさにその潮流に乗っているといった感じです。
しかしその中にあっても「自然をまるまる残して手を加えた冒険コース」のフォレストアドベンチャーは、大人でもやってみたくなるようなチャレンジングなコースでありながら安全対策にも念を入れており、自然と近代化を見事に融合させているなあ…という印象を受けました。