館山城・城山公園
愛犬桜
駐車場:普通車無料(74台)大型4台は有料
展望階への入場:個人大人400円、小中高校生200円(通常期)
1982年にオープンした比較的新しい城で、400円で展望階に行けますが、南総里見八犬伝の資料室・展示室も見たい場合は追加料金が必要です(取材時)。
城をとりまく城山公園は、里見市の居城があった場所に設けられ、歴史的情緒が楽しめる散策コースが豊富で、春は桜、その他の季節も椿・梅・ツツジなどが園内を彩られ、とくに桜の量がかなり多い春は海の絶景とのコラボが期待できます。
頂上付近には日本庭園や茶室などがあり、茶会等を楽しんでいる人もみかけることができ、万葉の径・日本庭園・茶室もあるので、日本の文化とくに万葉集が好きな方におすすめです。
展望台は恋人の聖地とも呼ばれており、関東の富士見100景のひとつで、空気が澄んでいればはっきりと富士山を望むことができるほか、アップでじっくり見たい方のための大型双眼鏡も設置されています。
洲崎灯台
海岸
駐車場:有料
「すのさきとうだい」と読みます。房総半島でいちばん西に位置する岬にある、有形文化財の灯台です。
神奈川の三浦半島の千葉寄りにある剱埼灯台とこの州崎灯台は船舶関係者には貴重な目印となっています。某人気アイドルグループのPVを撮影したことでも知られています。
展望エリアは西にあるため三浦半島はすぐ目の前で、晴れていて空気が澄んでいれば富士山を拝める確率も高め。知名度だけでなく景観の良さも折り紙つきのフォトジェニックスポットです。
新型コロナウイルスなど時事の影響により、道の途中でロープが張られていて灯台近くまで行けないことがあります。すぐ近くの駐車場が有料(セルフ式ですが)なので、お金を払ったのに灯台に行けなかった…なんてことにならないよう注意しましょう。
洲埼灯台ミニリポート
洲埼灯台の近隣には観光客向けの私営の駐車場がたくさんありますが、基本的に管理されていません。セルフ式の簡易コインパーキングといったところで、相場はだいたい200円です。
左側が灯台への道ですが、この日はコロナウイルスの影響で通行禁止となっています。右側の階段はプチ展望エリアへと続きます。
隙間からなんとか州崎灯台を拝むことは可能なので、灯台を見たい!という人であればコロナ禍でも多少は行く価値アリかも?
灯台と逆の階段を登った場所にあるプチ展望台からの眺めです。それなりの景色は拝めます。せっかくなので行ってみましょう。
館山野鳥の森
入場料:無料/駐車場:無料
自然があふれる大型公園といった雰囲気で、展望台も多く、バードウォッチングと景観のどちらも楽しめる穴場スポットです。
千葉県に大きな被害をもたらした2019年の台風15号での倒木などの被害がひどく、通行止めが多数あります。
地図を見るとどこが通行止めになっているか分かるので、あらかじめルートを決めてから散策すれば目的に辿り着くことは可能です。入口付近のセンターで準備をしてから散策しましょう。
駐車場は無料で収容台数も多く満車になることはかなり稀。ただし安房神社と一体になっているため、参拝客がこちらに流れてくることがあるので若干注意が必要です。
館内や入口付近には、訪れる野鳥の種類が掲示されています。家の周辺・畑や林・水辺・海岸など場所によって見られる鳥も違うので、あらかじめ学習してから散策すると楽しみも倍増しておすすめです。
臨時の情報はこちらの公式ページでご確認ください。
野鳥の森ミニリポート
安房神社と野鳥の森はほぼ一体となっていますが、駐車場は別々です。こちらは野鳥の森側。30台ほどの収容力があるので安心です。
入口に案内図が建っています。通行止めとなっている箇所が多数あるので、この地図を携帯で撮影してから行くのがおすすめです。
初めての方でもわかるように野鳥の好む樹木について書かれています。どのような実をどんな野鳥が食べるかを把握することがバードウォッチングのポイントです。
市内の周辺で見ることができる野鳥の一覧です。ひとくちに野鳥といってもこんなにいるんですね。本格バードウォッチャーになりたい人の入門にぴったりです。
房総フラワーライン(日本の道100選)
海岸
このエリアの魅力のひとつは「海の景色」。絶景を眺められる岬や海岸が数多くありますが、道路もそのひとつで、なかでも房総フラワーラインは景観用につくられたような絶景道路です。
そのフラワーラインのなかでも「日本の道100選」に選ばれた長い直線道路がこの付近にあり、道路沿いには高級リゾートホテル・日帰り入浴施設、館山ファミリーパークキャンプ場、アロハガーデンたてやまなどエリアを代表する施設が多く見られます。
ただしこの直線道路は海の景色が少なく、道路脇に植えられた花が見事なのが特徴。冬は菜の花、夏にはマリーゴールドが咲き、訪れた人の目を癒してくれます。
撮影が目的の方は、駐車できるスペースがところどころに見られるので、他の車に注意をはらって邪魔にならないような場所で撮影しましょう。
房総フラワーラインミニリポート
房総フラワーライン自体は2つの市をまたがって走る長い道路ですが、日本の道100選に選ばれたのはこの直線です。冬と春は菜の花が道路を彩ってくれます。
フラワーライン沿いにはアロハガーデンやファミリーパークなどいくつか有名な施設があり、しばらく走っていると「日帰り温泉」ののぼりが見えました。
のぼりの正体は「たてやま温泉・千里の風」という温泉リゾートホテルでした。ヤシの木が立ち並んで南国の雰囲気がたっぷり。ごほうび・記念日などに利用したいホテルです。
房総フラワーラインは2つの市を走る絶景の海岸道路で、カップルで訪れると記憶に残る思い出になること請け合いなので、。天気の良い日にドライブしてみましょう。
洲崎神社
海岸愛犬
名所が豊富な館山市のなかでもイチ推しスポットがここ洲崎神社で、洲崎というとテレビでも話題になった灯台が有名ですが、絶景を見るなら圧倒的にこちらがおすすめです。
148段の階段は多少体力を使いますが、登りきった場所にある「霊峰富士遥拝所」はエリアナンバーワンと言っても過言ではないSNS映えスポットです。
白い鳥居の間に富士山がすっぽりと入るので、「鳥居」「富士山」「青い海」「青い空」「幸せの鐘」をセットで撮影できます。
景色を楽しみたい人に是非行って欲しい観光スポットではありますが、「幸せの鐘」もあるので、カップルであればさらにおすすめ。願いを込めて鐘を鳴らし、横にある小さな賽銭箱に気持ちを入れてあげましょう。
さらに、この場所は「源頼朝」公が訪れた地でもあり、頼朝公が笠をかけたと言われる松もあります(その松は近年植えなおしたものですが…)。
安房神社
神社といえば長い階段を登ってようやく辿り着く…といったイメージもありますが、ここ安房神社はほとんど平坦なので、気軽に参拝することができます。
境内には戦争で犠牲になった方のための碑が数多く置かれており、こどもたちへの教育の場所としても価値の高い神社です。
お隣には野鳥の森があるので、自然に触れあいながら動物の大切さを知り、戦争の悲惨さを知りながら観光もできるという魅力があります。駐車場も無料なので、リーズナブルに教育をしたい親御さんにおすすめです。
標高22メートル前後の洞窟遺跡もあるので、遺跡好きの方にもおすすめ。境内に詳しい説明が書かれているので、そちらを見ながら見学してみましょう。
安房神社ミニリポート
安房神社の入口付近に詳しい案内図が建っています。適度な大きさなので全部回るのにそれほど時間はかかりません。この図を見て全体像を把握しておきましょう。
境内案内には、「館山海軍砲術学校第三期兵科予備学生戦没者慰霊碑」や「海軍落下傘部隊慰霊碑」「日露戦役記念碑」などの戦争に関わる碑に関する説明が書かれています。
階段がほとんどないので散歩には絶好の環境なのですが、残念ながら境内へのペットの入場は不可となっているので、ワンちゃんのお散歩目的の方は城山公園へ向かいましょう。
駐車場の収容力は抜群。正月はさすがに混雑しますが、それ以外は週末でも満車になることは稀。お隣には野鳥の森の無料駐車場もあります。常識的な範囲でご利用ください。
崖観音(大福寺)
地元の市民など近隣の方にも参拝されている歴史ある寺院ですが、山の中腹の崖にそびえ立った観音堂があまりにも有名となり、参拝者と観光客が大勢訪れる有名スポットとなっています。
場所が場所だけに、養老元年(717年)頃から歴史を持つこの観音堂も、火災・土砂崩れ・大震災などの影響で何度も改築されています。
とはいえ、現在の本堂は昭和元年に建てられた歴史あるもので、劣化による改修も近年行われて現在の立派な姿となりました。
正月すぎやお盆の時期はかなり混雑し、駐車場もすぐに満車になります。それ以外の時期でも週末は駐車場に入れないことがしばしばなので、時期を考えて訪れるようにしましょう。
北条海岸・海水浴場
海岸愛犬
市内でいちばん大きな海水浴場で、地形の特徴として館山湾というなだらかな曲線を描いた海岸があり、それを北条海岸、または鏡ヶ浦と呼んでいます。
夏場は海水浴場として、オフシーズンは穏やかな波を生かしてSUPなどのマリンスポーツを楽しむ人を多く見ることができます。
関東方面を望める眺望の良さが魅力の海岸でもあり、富士山と夕日のコラボはまさに絶景で、夕焼け空に幻想的に浮かび上がる富士山と海の景色はSNS映えだけでなく、数々の写真コンテストでも入賞できそうなアングルです。
この北条海岸沿いには桟橋が多く設置され、夏にはウミホタルを見ることもでき、無料の駐車場も充実しているほか、駅からも徒歩圏内というアクセスも魅力です。
沖ノ島海水浴場
海岸愛犬
江ノ島を彷彿とさせるような小さな沖ノ島は、北条海岸を凌ぐほどの人気を誇る千葉県随一の海水浴場。砂浜はそれほど白くはありませんが、海水の透明度は抜群です。
海水浴だけでなくシュノーケルを楽しむ人にも人気が高いのが特徴。千葉県で快適なシュノーケリングができる数少ないスポットで、知名度・人気は千葉県内でトップクラスの部類に入ります。
緊急事態宣言などによって閉鎖されることがあるので注意が必要です。海水浴場の開設情報をチェックしてから訪れるようにしましょう。
渚の駅たてやま
海岸愛犬
駐車場:無料
名産のお土産はもちろん、季節ごとに楽しめるグルメとカフェ・恋人同士で楽しめる桟橋・魚好きにとって嬉しい「さかなクンギャラリー」など、数多くある道の駅のなかでも楽しみ方の多さはトップクラス。上皇・上皇后がご来訪されたというのもウリのひとつになっています。
北条海岸沿いにあり、沖ノ島や洲埼灯台などの名所からも近いこともあり常時賑わいを見せています。
愛犬連れの方にとっても嬉しい道の駅で、ワンちゃんと一緒に食べられるテラス席は海も見えて最高の環境。冬は多少寒いですが訪れる価値アリといえます。
長い桟橋の途中には恋人に嬉しいブルーフレイムというウミホタルの置物があり、観光気分をいっそう盛り上げてくれています。
道の駅南房パラダイス
海岸愛犬
アロハガーデンたてやまと同じ敷地にある道の駅。すぐ横にアロハガーデンのレストランとカフェがあり、入場無料で飲食が可能です。
南国ムードたっぷりの店内で、お土産売り場もハワイ風。買い物したらもらえる袋もとてもおしゃれなのでおすすめです。
目の前の道路は菜の花やマリーゴールドが道端を彩る房総フラワーラインと合わせて、訪れたら絶対に行っておきたいスポットのひとつといえます。
道路の向こうは平砂浦とういう海岸になっており、海水浴場ではないものの景色が最高で、お散歩するのに絶好のスポットです。
道の駅ミニリポート
ハワイをイメージした道の駅だけあって、青空がよく似合います。ヤシの木が多く植えられ、オレンジが多く使われているのが特徴。夏場はもちろん冬に訪れてもリゾート気分が味わえます。
千葉県の道の駅としては海鮮物が少なく、お菓子の割合が多めで、なかでもトロピカルなお菓子がよく目立ち、マンゴーがコンセプトイメージとなっている感じです。
こちらはトロピカルな雑貨売り場。南房パラダイスはアロハガーデンたてやまと一体化しており、お土産売り場も兼ねているので、入場料なしでアロハガーデンたてやまの土産が手に入ります。
こちらは人気の「花菜っ娘」コーナー。地産地消を目指し作られたお菓子「花菜っ娘」「黒潮物語」「おれんじ芋タルト」は、原材料で使用している卵も地元産というこだわりっぷりです。
遊ぶ
アロハガーデンたてやま
海岸遊ぶ
入場料:おとな1,300円、小学生800円、幼児(4〜6歳)500円(団体割引あり)
動物広場・アロハZOO・水鳥の池には多くの動物が飼育され、触れ合うチャンスもあるのでこども連れ家族にもおすすめです。
連続温室・大温室・ガーデンハウス・フラテラス・フルーツガーデンにではハイビスカスやブーゲンビリアなどの南国の植物が多く栽培され、日本では観られない雰囲気の濃いカラーの植物園の雰囲気が味わえます。
モアナガーデンカフェ・レストランワイキキでは、本場さながらのハワイアンフードを食べることができます。
フラテラスでは、ダンサーによるフラ・タヒチアンなどのダンスショーを観ることができます。
存分にハワイ気分を味わったら、隣接する道の駅南房パラダイスで実際にハワイに行ったようなお土産を手に入れましょう。
アロハガーデンたてやまのゲート内は、ワンちゃんなどのペットの同伴はできませんのでご注意ください。
料金・臨時の情報はこちらの公式ページでご確認ください。
アロハガーデンミニリポート
入口は道の駅南房パラダイスと同じ場所で、ほぼ一体化しています。アロハガーデンたてやまのお土産売り場が道の駅、といった雰囲気です。
南国ムードを楽しめるモアナガーデンカフェは、アロハガーデンに入場しなくても利用できます。道の駅だけを利用する人にとっては出費が抑えられるので嬉しいポイントです。
こちらもアロハガーデンの入場口の外にあるレストラン「ワイキキ」。お店の名前がいかにもハワイで、メニューや内装も南国情緒たっぷりです。
ここから先に行くには入場料金が必要です。おとな1,300円・こども800円(2022年1月)。ふれあいコーナーのある動植物園があります。温室で栽培されているハイビスカスは1年を通して観光できます。
館山ファミリーパークキャンプ場 RECAMP
キャンプ展望
駐車場:有料(1,000円)
市内を代表するスポットとして長年人々に愛されていた「館山ファミリーパーク」でしたが、コロナウイルスの影響などによって閉園。その敷地の大きさを生かして現代風のキャンプ場へと生まれ変わりました。
その広い敷地を生かしたキャンプ場には、セミオートサイト・フリーヒルサイト・フリーサイト、さらにはドッグランも設けられ多く人のニーズに応えられるつくりとなっています。
有料ですがシャワー室も完備されているので、本気のアウトドアよりも軽くキャンプを楽しみたい人に嬉しいつくりといったところ。アウトドアの入門としてもうってつけです。
ホテルのような設備やサービスを期待している人は近隣に多くあるホテル等を利用するのが無難ですが、ワンちゃんとのびのび宿泊したい方や、アウトドアを味わってみたいキャンプ初心者の方にとってはおすすめの施設です。
RECAMPミニリポート
大きな駐車場や入口など、以前の建物がところどころに残っています。ファンの方も懐かしい気持ちで新しい楽しみ方をすることができそうです。
小高い山にはプチ神社など、このあたりには楽しそうな道がたくさんあるので軽く車を停めたいところですが、駐車場は料金が必要なのでご注意ください。
駐車料金は1,000円です。管理者がすぐに出てきて徴収する…なんてことはありませんが、キャンプ場を利用する場合以外は入らないのが無難です。
すぐ向かいには「平砂浦海岸」と絶好の散歩道がありますが、この日は残念ながら通行禁止となっていました。海岸を散歩したい方はもう少し先まで行って駐車スペースを探しましょう