佐原・香取観光

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桜が満開の香取神宮

更新情報・お知らせ

2022/5/10
香取市の地図に東庄町を追加しました。

「香取市」の歴史はまだ浅く、2006年に、それまで存在していた「佐原市」「栗源町」「小見川町」「山田町」が合併して生まれました。

とはいえ、町の歴史はかなりのもので、とくに「佐原(さわら)」には、江戸時代・明治時代の建物がそのまま残っており、その町並みは日本遺産として登録されています。

また、桜の名所としても有名な香取神宮の本殿・楼門・旧拝殿なども日本遺産のひとつです。

観光名所

小野川沿いの歴史建造物

佐原の町並み

この一帯には、国指定史跡「伊能忠敬旧宅」のほか、江戸末期・明治・大正時代に建築された呉服店・商店・蕎麦屋などの千葉県有形文化財が当時のまま残っている貴重な場所です。

建物だけでなく、地元で初めてキリンビールを販売した家財などが当時の状態を維持して展示・保管されています。

観光用の駐車場も用意されていますが、JR「佐原」駅からすぐの場所から町並みを楽しめるコースが始まっているので、公共交通機関を利用するのがおすすめです。

町並みが見られる小野川沿いでは、途中に「開運橋」「中橋」「共栄橋」そして「忠敬橋」など、橋のひとつひとつに名前がついているので、予習してから歩くと楽しみがさらに増すでしょう。

江戸時代に建築されたもの

伊能忠敬旧宅
ご当地を代表する英雄「伊能忠親(いのうただちか)」が江戸に出る前まで住んでいた建物です。
生まれは九十九里町、若い時代は横芝光町で育ったところからも、千葉県ゆかりの人物と言えます。
忠親が江戸に出て大活躍を始めるのは高橋至時の弟子として学んだ後で、自身の測量だけで大日本沿海輿地図を作り、日本だけでなく世界にも影響を与えました。
書院建築:寛政5年(1793)
土蔵:文政4年(1821)以前
正上 千葉県の歴史的な名産のひとつ醤油醸造の店として1800年に創業。今でもまだ続いている超老舗で、近年では佃煮をメインとして扱っています。
江戸時代の防犯方法「よろい戸」が残っている貴重な建造物でもあります。
店舗建築:天保3年(1832)
中村屋商店 荒物・雑貨・畳などを販売していたお店で、現在では博物館として活躍しています。
敷地がまっすぐの場所でないため工夫を凝らした建て方をしており、当時の技術をそのあたりからも垣間見ることができます。
店舗建築:安政2年(1855)

明治初期〜中期

正文堂書店
江戸時代から活躍していた書店ですが、店舗自体は明治以降に建てられたもの。2階の頑丈な開き戸の歴史を感じるつくりが印象的です。
現在でも1階部分を利用されており、元気に和菓子屋さんが営業中です。
中村屋乾物店 明治25年に発生した大火事の教訓をいかした作りが特徴的で、ところどころに当時の防火対策の方法が見て取れます。
小堀屋本店 江戸時代に創業したお蕎麦屋さん。店舗は明治25年に建築されたもので、調理場の部屋には当時の雰囲気が伺えます。
さらに注目したいのは地元ではじめて使用されたガラスの戸。割れずに今でも残っている超貴重な文化財です。

明治後期〜大正

福新呉服店
建物自体はそれほど古くないですが、創業は江戸時代まで遡る老舗です。
奥の庭が見学可能で、観光に来たら忘れずに訪れたい場所のひとつ。
当時のトイレや明治元年に作られた土蔵、当時の生活様式などが伝わってくるので、大人はもちろん、こどもにとっても印象に残る建造物といえます。
旧油惣商店 明治から昭和にかけて奈良漬けで繁栄した有名なお店です。
創業は1800年よりも前という老舗ですが、店舗は瓦葺の2階建てという比較的近代的なつくり。
 店舗は比較的新しいですが、土蔵はかなり昔に作られました。ただ大正初期に3階建てに増築されています。
三菱館 煉瓦製の「旧三菱銀行佐原支店」(開業当時は川崎銀行)です。
残念ながら東日本大震災によって見学不可能となりました。
あやめパークの花を摘む女性

水郷佐原あやめパーク

水生植物園と与田浦が合併した観光用施設で、園内に島などを作ったり道のひとつひつつに工夫が施され、訪れる人に水郷を味わってもらうという気持ちが随所に見られます。

名前のとおり、メインとなる花はあやめですが、その他にも季節によってフジ・ハス・リコリスを楽しめるように栽培されています。

あやめ・ハスの時期にはそれぞれイベント・お祭りも開催されます。5月から8月まではお花のイベントが目白押しなので、ホームページでチェックしてみましょう。

合併後はさまざまな観光施設が増築されており、こどもが楽しめるプチ遊園地や愛犬家に嬉しいドッグランも登場し、今後さらに楽しみが増えると期待・予想されます。

入場は12月から3月が無料、それ以外が有料で、お花の見頃の時期によって変動します。

2022年1月時点では、4月・9月~11月:200円、5〜8月:600円(あやめ祭り期間中:800円)という料金設定です。

小見川城山の桜

小見川城山公園

桜の名所として有名なスポットで、桜だけでなくその他にも70種6,000本位のいろいろな樹木を季節ごとに堪能できます。

1,000本と言われるソメイヨシノをはじめ、数々の春の花や樹木が立ち並んでおり、夏・秋などそれぞれの季節ごとに異なる樹木の景色を楽しめます。

傾斜を生かしたアスレチック遊具、景観が楽しめる長い階段など、高台を生かした見どころが豊富に設けられています。

キャンプも可能な広場

橘ふれあい公園

週末はバーベキューを楽しむ人で賑わっており、大きな滑り台やアスレチックなどこども連れで楽しめるスポットも満載です。

水辺でくつろげる桜の里や散歩をするのに最適な牧野の森など、楽しみ方をいろいろ選べる自然豊かな公園です。

5月になると鯉のぼり祭りを開催するので、ゴールデンウイーク前になると鯉のぼりがたくさん出現します。

広場の風景

栗山川ふれあいの里公園

中規模な広さで、地元の人を中心に利用されており、広場には裸足で歩ける健康的な道があり、芝生広場やこどものための広場も用意されているので、週末の天気の良い日は結構賑わいます。

設立当初は栗源町だったので、園内のモニュメントに栗源町民のメッセージが書かれています。

青空の下でテニスをする人々

東庄県民の森(東庄町)

野鳥が多いのが特徴で、野鳥広場・水鳥広場などの鑑賞エリアも充実していて管理環境も抜群。東庄町のホームページでもその様子を随時紹介しています。

バーベキュー場・テニスコート・弓道場などのアクティビティ施設も豊富で、季節ごとのイベントも積極的に開催しています。

高台を利用した景色の良いお散歩コースを歩くと干潟八万石を望める見晴らし台があり、広大な水田景色の一望が可能です。

お花見広場では桜だけでなく椿や水仙、鮮やかな紫陽花などが多数植えられており、季節によって違う顔を見せてくれる自然景観スポットとしても人気です。

神社・寺院

神宮の参拝門

香取神宮

全国に400もの社を持つ香取神宮の総本山で、その来訪者の多さは成田山新勝寺と肩を並べる千葉県屈指の人気神社。正月を中心に多くの参拝客と観光客が訪れます。

最寄り駅は「香取」駅になりますが、歴訪も一緒に!という方は、帰りに「佐原」駅を利用するのがいいでしょう。徒歩約45分といったところですが、交通量が多いので気をつけましょう。

車での来訪も可能ですが、言わずもがな初詣の季節は混雑必至なので、正月限定で駅から神宮間を走るシャトルバスを利用しましょう。

東京方面から来られる場合は高速バスを利用するのもおすすめです。あらかじめ情報をチェックしておきましょう(関鉄グリーンバス)。

初詣の時期が圧倒的に混雑度が激しいですが、七五三や結婚式のシーズンも比較的多くの参拝客が訪れるので、観光が目的の場合はそれらの時期を外すのが無難です。

ただ、七五三シーズンには菊まつりが開催されるので、人混みでも大丈夫、という方であれば秋もおすすめです。

観福寺の寺院

妙光山・観福寺

川崎大師・西新井大師と並ぶ関東厄除け三大師のひとつで、開基は890年。千葉氏の祈願所でもあり、本尊には平将門の守護仏とされる聖観世音菩薩が見守っています。

厄除け・方位除けがメインですが、護摩祈祷によって家内安全・交通安全・商売繁盛などさまざまなお祈りが可能です。

桜と紅葉も楽しめます。春は石畳と平屋づくりの大きなお寺という日本らしい景色でお花見が楽しめる純和風観光スポットとなります。来訪者もそれほど多くないので快適な時間が過ごせるでしょう。

道の駅リポート

川から見た水の郷さわら

水の郷さわら

名産やグルメが楽しめる道の駅のような要素と、観光船やカヌーなどの遊べる要素どちらも充実している魅力的な複合施設です。

ボートの停泊・貸し出しなども行っているマリーナ、利根川の遊覧が楽しい観光船、緑豊富な湿地の水路を自力で進めるカヌーが人気。

さらには町並みの周遊に最適なレンタサイクルも用意されており、拠点としての利用も可能です。

道の駅としての名産の販売も充実しており、メディアでも紹介されたとうもろこし、すいかなどが人気です。他で見かけないような野菜が多いのも特徴的。

利根川を眺めながら休める箇所が豊富なので、ドライブの途中に立ち寄るにも最適。食事処はいろいろな種類から選べるフードコートタイプで、窓際の席をゲットすれば景観を楽しみながら味わえます。

道の駅くりもと入口と駐車場

道の駅くりもと・紅小町の郷

商品パッケージに生産者が掲載されている「安心感」が魅力の農産物直売所です。

農業の発展に力を注いでおり、体験メニューや市民農園など、こども・おとな問わず農業を愛してもらえるようなイベントが盛んに行われています。

地元の名産がメインですが、「全国道の駅物産交流館」というのが設けられており、千葉以外の名産もたくさん見ることも可能です。

食事処は地元の農産物を積極的に使用したメニューが中心。テラス席も設けられているので、天気の良い日はぜひ利用してみましょう。自然の空気と新鮮な農産物のメニューのコラボで体が喜ぶこと請け合いです。