花島公園

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樹木が豊富な噴水周辺
樹木が豊富な噴水周辺

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2022/6/18
ページをリニューアルしました。

小高い山と花見川の自然に触れ合える爽やかな環境の花島公園は、鴨がのんびり暮らす水辺に木の遊歩道など、こどもから高齢者まで幅広い方が楽しめる環境が整っています。

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渓流園リポート

花島公園では、池の状態を保つために浄化装置を設けており、護岸に石や丸太を並べて水を上流の滝や噴水から流しています。

それを循環させることによって水中の酸素量を増やし、自然浄化の機能を高めるといった自然・景観保護の工夫をしています。

渓流園概要

芝生広場周辺のジョギングコースを歩いていると、少し怪しげな雰囲気下に降りる階段が出現し、そこを降りていくと渓流園へと続いています。

渓流園に続くうっそうとした階段
夏にはちょっとした避暑地にもなりそう。

渓流園には、噴水と川のせせらぎが綺麗な「噴水」、鴨たちが優雅に泳いでいる「谷津」、風流な橋の道から鯉を眺められる「中島」といった、タイプが異なる3種類の池が点在しています。

状態を適度に保つのは結構大変で、雨が降らないと水が蒸発などで減ってしまうため、時々きれいな地下水を組み上げて補給するといった工夫もされています。

景観用に作られた木道
お散歩向きの木道も。

谷津池

階段を降りてすぐに現れるこの水辺は、気持ち良さそうに泳ぎながら食事をさがす鴨を観察できるポイントとなっており、本格的な器具を持った撮影家たちも多く訪れています。

家族でのんびりくつろぐ鴨
階段を降りてすぐに鴨さんたちを発見。

噴水池

この辺りはとても渓流っぽい雰囲気に作られており、設置されているトイレにも和の情緒が感じられ、観賞用のかぼちゃの花も飾るなどして噴水の雰囲気を盛り上げてます。

噴水近くの渓流に置かれた岩
風流な景色が広がる周辺。

中島池と水生植物

花島公園では、水中で育っている水性植物が見られるエリアが設けられており、そこには微生物や昆虫も多く生息し、これらを餌とする鳥や魚も多く集まっています。

水生植物は、水質汚染の原因となるチッ素やリンなどを養分として吸収するので、水を浄化する役割も果たしています。

周辺には木道が設けられるなど散歩環境も整っており、水性植物のおかげで綺麗に保たれている自然を満喫することができます。

水中に見える水生植物
木道の上から水生植物を観察できます。

景観リポート

自然を満喫しながら野鳥や魚を鑑賞できる水辺、花見川のマイナスイオンを浴びながら歩けるお花見広場周辺など、景観の良い場所が多いのも魅力のポイントといえそうです。

お散歩コース

おすすめはメインのエリアから少し足を伸ばしてたどり着く花見川沿いのコースで、樹木と川のコラボや神社の景色などお散歩好きには絶好の環境が整っており、花島小学校の児童が種を撒いて育てている花園などユニークな見どころも随所に見られます。

花見川沿いの景観と直線の散歩コース
快適な直線の散歩コースが続きます。

桜の景色

お花見広場

花島公園内には桜が集中しているスポットが何箇所か見られますが、圧倒的に量が多いのはその名のとおり「お花見広場」で、花見川沿いに設けられたエリアの一角に桜の木がずらりと並んでいます。

満開に咲いた豪快な桜
ゆったり座れる屋根付きの東屋も。
花見川沿いの木陰で花見をする家族
シートがあればさらに快適です。

水辺周辺

その他で桜が多く見られるのは、渓流園にある「谷津池」の周辺で、季節になると、三脚を持った写真家たちの鴨の姿とのコラボ撮影をしている姿も見られます。

花びらが大量に浮かんでいる水の景観
見事に桜色に染まった花景色。

施設情報

花島公園には、トレーニング室併設の体育館と爽やかなテニスコート、野球場とサッカー場が一体になったグラウンド、弓道場といったスポーツ施設が用意されています。

利用には予約が必要なので、こちらの予約サービスにて会員に登録し、申し込みを行ってください。

体育館

花島公園の体育館は、地元の学生などスポーツ愛好家の本格的な活動拠点になっているだけでなく、数々のイベントも開催されている地域の重要拠点です。

体育館の外観
建物の正式名は「花島公園センター」です。

テニスコート

テニスコートはオムニで4面用意されており、多くの樹木に囲まれているので空気もよく、とても爽やかな雰囲気のなか楽しむことができます。

ボールが出ないように塀が設けられたテニスコート
フェンスが高いのも嬉しいポイントです。

球技場

球技用グラウンドはちょっとユニークなつくりになっていて、本格的なホームランゾーンやポールが設置された野球場の外野ゾーンにサッカーのスペースが設けられています。

球技場で野球を楽しむ人達
観客席・ナイター設備はありません。

ジョギングコース

園内に作られた外周コースは約750メートルで、球技場だけのコースは520メートル、その外のコースを回るなら610メートルと、3種類のバリエーションがあります。

途中にはトイレ・ベンチが設置されているので、ジョギングだけでなく長時間ウォーキングをしたい方にもうってつけです。

園内に掲示されているジョギングコース案内図
体育館の向かい側に案内板があります。

遊べる場所

遊具施設があるエリアには大きな樹木がところどころに植えられており、そのおかげで木陰が自然の休憩所となっているので、シートさえ持参すれば快適な時間を過ごすことができそうです。

芝生広場

中央付近にある芝生のエリアには、柔らかいボールのキャッチボールやバドミントンなどを楽しめるスペースが十分にあり、シートを広げているグループだけでなく、テントを張って拠点にしている家族もいらっしゃいます。

レジャーシートは手軽で便利ですが、スペースが広いので、お昼寝や荷物の保管などに重宝する小さなテントやタープもおすすめなので、この機会に購入してみてはいかがでしょう。

大きなタープの下に荷物を置く家族
タープ張りの練習にもうってつけ。

遊具施設

芝生広場の一角にある遊具は、冒険チックな本格遊具よりはオーソドックスなものが中心で、小さな幼児や低学年を中心に賑わいを見せています。

遊具で遊ぶこどもとその家族
人気スポットのため週末は混雑気味です。

おすすめ撮影スポット

花島公園に初めて訪れると、入口の芝生広場付近で大勢の人が遊んでいるので「自然が乏しい」といった印象を受けるかもしれませんが、奥まで行くと景観が素晴らしい池や川があるので、写真が好きな方はどんどん奥まで進んでみましょう。

花見川

賑わうエリアから離れた場所には花見川の流れを一望することができる快適なスポットがあり、その先には撮影にも適した自然の歩道が続いています。

その周辺は「お花見広場」という名称でもあり、春は桜と花見川の絶好のコラボが期待でき、それ以外の季節でも壮大な樹木と川の景色を撮影できるおすすめのスポットです。

花見川沿いの景観と脇に植えられた植物の葉
周辺の花が咲く時期にはさらなる絶景が。

野鳥

動物や野鳥などのマクロ写真が好きな方には渓流園にある谷津池がおすすめで、春は桜、夏は新緑、秋は紅葉と一緒に鴨の癒やし写真をゲットできます。

冬は周辺の景観が少しさみしくなりますが、訪れる鴨の数はいちばん多くなる時期なので、野鳥好きの方であれば、どの季節に訪れても楽しむことができそうです。

三脚を使って景観を撮影している人
本格的な撮影にも利用されるスポット。

愛犬家のための情報〜

室内を除いてほとんどのエリアでワンちゃんを連れて歩くことが可能ですが、自転車が多く通るのが注意ポイントで、とくにジョギングコースはスピードを出している人がいるので気をつけましょう。

愛犬とお散歩おすすめ度:4
★★★★☆

渓流園からお花見広場のエリアは自転車の量が比較的少ないので、お散歩をされる方はちょっと足をのばして花見川を目指すのがおすすめです。

快適に散歩ができる花見川沿いの歩道
桜のシーズン以外は空いているのでおすすめ。

アクセス

スポーツ施設だけでなく自然も豊富な花島公園は、駐車場が有料にもかかわらず満車に近い状態がほとんどなので、幕張駅・海浜幕張駅に近い方はバスでゆったりと来園されるのもおすすめです。

駐車場

花島公園の料金システムは30分までなら無料、4時間まで200円、4時間以上で1日料金400円(取材時)で、週末は利用者が多いため満車に近い状態がほとんどで、場合によっては順番待ちになることも。

桜の季節・ゴールデンウィーク・お盆などの観光シーズンはさらに満車になる可能性が高いので、少しでも多く遊びたい方は早めに来園しましょう。

ぎっしりと車で埋まった駐車場
満車で空き待ち状態になることも。

電車・バス

電車を利用される方が少しでも楽に行くためには、JR幕張駅または海浜幕張駅からの千葉シーサイドバスがいちばんのおすすめとなります。

また、歩くのが好きな方向きの「花見川沿いのサイクリングコース」をひたすら歩くという面白いアクセス方法もあるので、健脚をお持ちの方はぜひご挑戦を(所要時間・花見川区役所から約1時間)。

その場合は川沿いをひたすら歩くことになり、綺麗なトイレや自動販売機がほとんど見られないので、水などのドリンクを忘れずに持参しましょう。

花見川沿いに先まで続くサイクリングコース
快適な花見川沿いのサイクリングコース。

花見川公園概要

駐車場 約230台(バス5台収容可能)
4時間までは200円
4時間から1日まで400円
30分までは無料
大型車は1回1,500円
※2020年11月現在
園内地図
(クリックで拡大)
園内の全体地図
犬・ペットの入場 運動施設や室内を除き、入場可能です。
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記事:取材班長・みどり

個人的には運動施設が充実しているのでスポーツ広場という先入観があったのですが、階段を降りていくと現れる渓流園はちょっとした避暑地といった感じで、桜の季節に訪れた花見川沿いの広場の景色も圧巻でした。