
養老渓谷・粟又の滝
駐車場:あり(有料が大半)
千葉で唯一の温泉郷を持つ観光名所です。紅葉の季節は多くの場所でもみじや滝がライトアップされ、秋の夜長を楽しむことができます。
春はアジサイがさまざまな場所で花を咲かせ、秋とは違った景色を見せてくれるなど、それぞれの季節で違った雰囲気を味わえるのも魅力のひとつです。
梅ヶ瀬渓谷のハイキングコースは約3時間を所要する本格的な道のり。途中に展望台もあるので景色を写真におさめたい方にもおすすめです。
温泉郷では黒湯をはじめとした温泉旅館が立ち並んでおり、日帰り入浴も可能です。歩き疲れた体や足を癒やしてのんびりと山の幸の食事を楽しみましょう。

大多喜城
駐車場:あり
入場料金:200円
歴史好きな人にはおなじみの徳川四天王「本多忠勝」が最初の城主とされる「大多喜城」を再現した建物です。城内は博物館となっており、入館にはひとり200円が必要となります。
城内の博物館では、大多喜城の歴史や城下町の古今東西のようすを見ることができます。
本多忠勝の肖像画や徳川十六神将図など、徳川幕府好きにおすすめの資料も多く展示されています。
周辺には桜が咲いているので、撮影好きな方には桜の季節がおすすめです。
駐車場から城までは若干距離があり、坂道にもなっているのでご注意ください。
休館日は基本的に毎週月曜日の平日(月曜が祝日の場合はその翌日)と年末年始ですが、臨時に休館になることもあります。詳細は公式HPでご確認ください。

城下町
駐車場:近隣にあり(有料)
本多忠勝によって栄えた大多喜城の城下町には、今でも以下のような歴史スポットが点在し、観光客を楽しませてくれます。
大多喜水道跡 | 千葉県最古の水道施設。江戸時代に計画が徐々に開始され明治3年に完成しました。 |
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大井戸 | 本多忠勝によって作られました。水が枯れないという伝説が伝わっている井戸です。 |
房総中央鉄道館 | 駅名板や鉄道模型など、鉄道ファンにはたまらないグッズが揃っています。 |
天然ガス記念館 | 「上総掘り」の模型など、天然ガスに関する資料が展示されていますが、休憩所としての利用も可能です。 |
天然ガス記念館 | 「上総掘り」の模型など、天然ガスに関する資料が展示されていますが、休憩所としての利用も可能です。 |
渡辺家住宅 | 江戸時代の後期に建築された「国指定重要文化財」です。 |
豊乃鶴酒造 | 地元の銘酒「大多喜城」の醸造元です。 |
夷隅神社 | 大多喜城の代々の城主が崇敬したと言われています。現在に残るのは江戸時代末期に建てられたものです。 |
釜屋 | 土蔵造りで、かつて質屋・金物屋をしていた場所です。 |
商い資料館 | 江戸時代から明治時代にかけての資料が展示されています。入場・見学無料。 |
大屋旅館 | 江戸時代に活躍した旅籠が有形文化財として残っています。 |
宍倉邸 | 醤油の醸造場所と商店。住宅も兼ねていました。 |
伊勢幸 | 大手門の材料を使用して建築されたという酒店。明治5年に移築されました。 |
妙勝寺 | 4月にはボタンの花が綺麗な寺院。 |

妙法生寺(麻綿原天拝園)
駐車場:無料
養老渓谷からは離れてしまいますが、筒森もみじ谷の近くに「麻綿原高原」という、紫陽花(アジサイ)の絶景を見ることができる高原があります。
そしてその高原のすぐ近くには、秘境ともいえる「麻綿原天拝園」こと「妙法生寺」という、天界のお寺のような寺院があります。
「天拝園」という名のとおり、頂上にいる神様(像)が絶景を見ている様は、まさに天拝といったところ。
車でも辿り着きますが、運転に自信のある方でもたじろいでしまうほどの悪路。道がとても悪く幅も狭いのでかなり危険です。雨上がりなどは土砂崩れの危険もあります。
なので、訪れるには徒歩がおすすめです。本格的な登山となるので、事前の準備は入念に行いましょう。
苦労をして秘境にたどり着いたら、その絶景で疲れを忘れてしまうでしょう。天界に到着した気分になるかも。
寺院はかなり大規模で、パワースポットと言われる「ブッダの像とハイタッチ」をしたり、お守りを購入したりできるほか、おみくじも引くことができます。

麻綿原高原
駐車場:無料
妙法生寺を復興するために植えられたアジサイが見事な高原。7月の上旬から中旬にかけて、お寺の境内とその周辺に2万株以上のアジサイが咲き誇ります。
車での来訪も可能ですが、養老渓谷側からのアクセスは6月から7月まで通行禁止となる時期があるので、勝浦側から行くのが無難です。
いずれにせよ道幅がとても狭いので、徒歩で登山しながら目指すのが安全です。
いすみ鉄道
JR外房線「大原」駅から内房線「五井」駅まで繋がって内外の房総を繋ぐ役割を果たしている「いすみ鉄道」と「小湊鉄道」。
もともとは国鉄の所有路線だったいすみ鉄道は、外房線の大原駅から中間の「上総中野」駅までの区間を走ります。
途中の駅はどれものどかで、いちど降りたくなるような駅ばかり。大多喜町といすみ市をくねくねと流れる夷隅川の流れを見ながらのんびりとローカル鉄道の旅はいかがでしょうか。
接続駅となっている上総中野駅はログハウスのようなつくりになっていて、竹筒の形をしたトイレなどフォトジェニックな景色が満載です。公式サイト