千葉公園

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水生植物を見ながらベンチでくつろぐ人々
水生植物を見ながらベンチでくつろぐ人々

更新情報・お知らせ

2022/6/17
ページをリニューアルしました。

JRのターミナル駅から徒歩圏内でアクセスが可能な千葉公園は、季節の景観を手軽に味わうことができ、綿打池ではボート乗船も楽しめます。

桜の景色も見事ですが、水生植物のハスの花が咲く梅雨がいちばん盛り上がる時期で、6月中旬に開催されるハスまつりは名物にもなっています。

千葉市メニュー

景観リポート

千葉公園最大の魅力は季節ごとに変わる景色のバラエティで、冬に咲く河津桜からはじまり、4月はソメイヨシノ、5月は牡丹・芍薬、6月から7月は大賀ハスが主役となります。

お散歩コース

園内の歩道脇には樹木や花が並んでおり、季節の景観と気持ち良い空気を同時に楽しめるので、朝からウォーキング・ジョギングをルーティンにしている方が多く訪れます。

周回コースには距離が掲示されているので日課には最適ですが、はじめて訪れる方にはお花などの景観も味わえる周回コースがおすすめです。

道が広いので比較的安心ですが、通り抜けが可能なため自転車が多く通るので、小さなこども連れの方や子犬を連れた方は多少の注意が必要です。

朝のウォーキングに励む男性
冬でも人気の園内のコース。

大賀ハス

池と蓮華亭

千葉公園には大賀ハスを心地よく鑑賞できる施設が整っており、屋根付きの休憩施設「蓮華亭」など、ところどころに東屋とベンチが設置されているほか、間近で見るための風流な木道が途中に設けられています。

いちばん盛り上がるのは大賀ハス開花時期の6月で、9日間に渡って開催されるハス祭りでは、蓮華亭を拠点としてテント・出店も加わって、さまざまなイベントが行われています。

鑑賞に最適な木道
足元がしっかりしている観賞用の木道。

大賀ハス祭り

2022年は、蓮華亭では大道芸・バイオリン・津軽三味線・和太鼓などの楽器演奏がほぼ毎日行われ、テントではこどもや高齢者の方に嬉しい草バッタ・紙トンボ・コケ玉講習などの可愛らしい催しが、出店ではハス・睡蓮・メダカ・モノレールグッズなどが販売といった内容です。

また、まつりが開催される前の週には「夜ハスというライトアップが3日間開催され(2022年)、周辺が幻想的にライトアップされ、若者を中心に賑わいを見せています。

この水生植物は、どんよりした雰囲気の中に鮮やかなマゼンタの色彩を放っているのが最大の魅力で、雨が続いて気持ちが盛り上がらない方を晴れやかにしてくれような効果が期待できるので、祭りの是非一度訪れてみてください。

たくさんの緑の中に咲いたピンクの花
梅雨の晴れ間を狙いましょう。

花の広場

桜・ハスが有名なのが特徴的な千葉公園ですが、池を越えて奥まで進んでいくと、ボランティアの方々が植えられたボタン・芍薬などの鮮やかなお花の広場が現れます。

4月下旬から5月上旬まで鮮やかな華を咲かせる牡丹と、5月上旬から中旬にかけて可憐な白い花を魅せてくれる芍薬(しゃくやく)が、それぞれ300本前後植えられており、新緑との見事なコントラストが楽しめます。

6月を過ぎたあたりからは脇に植えられたあじさいが咲き初めるなど、周辺では何らかのお花を鑑賞できるので、園内をお散歩される際には是非立ち寄ってみてください。

土に刺されているお花の解説
お花に詳しくなりたい方も是非。

戦争の遺構

周辺一帯は第二次世界大戦では「鉄道第一連隊演習所」という日本兵の訓練所として使用されていた場所なので、随所に当時の姿そのまま残存した遺構が確認できます。

なかでも「荒木山」という連隊のラッパ手の訓練がされていた丘は、現在では全体を見渡すのに最適な景観スポットで、桜の木の横にはベンチも設置されているので、説明板を読んでから登ってみてください。

荒木山の入口に置かれた戦時中の写真と説明
戦前の写真と役割などが書かれています。

桜の景色

お散歩しながら、またはボートに揺られながら鑑賞できる池の周りの桜が有名でよく目立っていますが、実は少し奥に入ると巨大な木の下でのんびりくつろげる穴場スポットも存在します。

お花もたくさん咲いているので、写真が好きな方は、それらを上手く利用すればフォトジェニックなインスタ映え写真も手に入りそうです。

おすすめの鑑賞スポット

満開の時期は場内のほとんどがお花見スポットとなり、いちばん人気が高いのは綿打池周辺に設置されているベンチで、なかでも競争率が高いのは園内奥のバーゴラゾーンです。

また、3月から11月まではボートに乗って中央まで行けるので、時間があれば周辺の大規模なピンクのパノラマを真ん中から鑑賞してみましょう。

バーゴラつき休憩所
1番人気の鑑賞ゾーン。

お花見広場

ここが千葉公園で唯一のシートを広げて楽しめる典型的なスポットですが、人が多い綿打池から離れているため、週末でも数グループがのんびりとくつろいでいるだけだったり、豪快に咲いている木の下のベンチがあいている、といった「美味しい」場面に遭遇できることも。

大きな一本のソメイヨシノ
大きなソメイヨシノの下にベンチが。

遊べる施設

遊ぶというよりはハス・桜・花などの見どころやお散歩目的の方が多いといった感じですが、ボート・遊具などといった、観光ついでに楽しめる場所も点在しています。

ボート乗り場

景観を楽しむためのボートが用意されており、周辺を彩る桜・新緑・ハス・紅葉などを眺めながら流れが緩い池をまったりした時間を過ごせます。

営業期間は3月から11月で、定休日は平日の月曜日と月曜祝日の翌日で、料金は30分以内で200円(取材時)となっており、小学生以下は保護者の同伴が必要となっています。

ボート乗り場でスタンバイしている親子
ライフジャケットを着用してスタンバイ。

遊具広場

こどもが楽しめる場所としてはお花広場横の遊具施設エリアが挙げられますが、種類・量ともにそれほど多くはないので、遊具目当てのやんちゃなこども連れの方では満足度が低そうです。

ブランコや滑り台などのオーソドックスな遊具が中心のため、近隣の幼稚園・保育施設から幼児達が遊びに来ている姿がよく見られます。

いちばん大きい複合遊具
低学年向きの複合遊具。

多目的広場

千葉公園のなかでいちばん大きなスペースは、野球のバックネットも設置されている多目的広場で、朝は近隣の方のラジオ体操で利用され、昼から夕方は自由にボール遊びを楽しむグループや親子で賑わいます。

楽しそうに遊んでいる親子
平日はのびのび利用されている快適スペース。

プール

2021年度は開設されませんでしたが、水連公認のコースと観客席を設けたプールには、ウォータースライダーなどの設備はないもののこども用のプールが設けられ、競泳だけでなく遊べる環境も整っています。

こども向けの浅いプール
滑り台がこども心を刺激しそうです。

グルメ情報

すぐそばのコンビニエンスストアが便利ですが、長時間楽しめる方は、ボートを眺めながらくつろげるテラス席でカフェランチ、というのはいかがでしょう。

カフェ・ハーモニー

千葉公園では、昔からさまざまなメディアでも取り上げられている老舗ともいえる名物カフェが人気で、テラス席とさらに外に用意された庭の席、店内のカフェの好きな場所で味わうことが可能です。

取材時のおすすめは火曜・木曜・金曜限定の日替わりランチで、自家農園で栽培した野菜を使った和風・洋風・中華のいずれかのメニューが650円で提供されていました。

グランドメニューとしては、パスタ・サンドイッチセット・ハンバーグ・オムライス・カレーなどがそれぞれ1,000円以内で召し上がれます。

お散歩コース途中に現れるカフェ・ハーモニー入口
入口に可愛らしいメニュー看板が。

蓮華亭の売店

ハス池を眺められる場所に設置されている蓮華亭には、休憩所の他に、種類が豊富なシルクアイスのソフトクリームが販売されている売店も用意されています。

種類としては、抹茶・バニラ・ストレベリー・ピーナッツ・バニラチョコレートといったところで、室内の休憩所もしくは水の景観を眺められるベンチで景観と一緒にゆっくり味わうことができます。

蓮華亭売店の窓口とソフトクリームメニュー
蓮華亭裏側なのでお見落としなきよう。

おすすめ撮影スポット

千葉公園のシンボルとも言える風景は「綿打池」で、周辺は樹木も豊富なので、季節によって違う色の風景写真を撮影することができます。

荒木山から望む綿打池

園内の景観を一望するのにおすすめのスポットが戦争の遺構にもなっている荒木山で、桜・紅葉とボートといった写真映えアイテムを一眼に納めることが可能です。

いちばんおすすめの時期は意外にも3月初旬のソメイヨシノが咲く前の時期で、荒木山のすぐ近くに咲いている早咲きの河津桜と水の景観のコントラストの写真をGETできます。

荒木山の上から見た園内
園内全体の雰囲気もつかめます。

愛犬家のための情報〜

千葉公園の散歩コースは、広い歩道・ワンちゃんと一緒にくつろげるベンチなど、快適な環境が整っており、近隣の愛犬家の方にとって嬉しいスポットとなっています。

愛犬とお散歩おすすめ度:4
★★★★☆

綿打池周辺をはじめその奥まで繋がっている歩道は、舗装されており幅も広いので快適にお散歩を楽しめますが、東西南北に入口が設けられているため自転車の通行料が多くのが難点です。

大型犬と散歩している利用者
大人気のふさふさワンちゃん。

ドッグカフェ

カフェ・ハーモニーにはワンちゃんと一緒にくつろげる屋外のテーブル席が3席ほど用意されており、道行く方々の注目の的となりながら(?)楽しい時間を過ごせるおすすめのお店です。

愛犬家のために用意された屋外席
ワンちゃんと食事OKの庭の席。

アクセス

大型の施設や緑地は駅から離れた場所の立地が多いですが、千葉公園はJRの駅から徒歩約10分で、モノレールを利用した場合は徒歩1分というアクセスの良さが魅力です。

駐車場

70台ほどを収容可能な駐車場ですが、利用者の数に比べると収容台数はかなり少なめで、とくに週末は周辺に路駐の車で溢れてしまうので、車での来園はあまりおすすめできません。

混雑している駐車場
混雑時の車での来園は避けましょう。

電車・バス

JRの駅を出て途中で左に曲がると若干近道のプチ飲食街で、そのままモノレール沿いをまっすぐ進んでもほとんど同じ距離となっています。

駅から来られる際は、中間地点と園内入口手前の2箇所コンビニエンスストアを利用できるので、そこでお弁当や飲料を買っておくといいでしょう。

さらに便利なのはモノレールの利用で、駅を降りるとそこは園内の入口となりますが、コンビニが入口と逆方向なので、時間がもったいない!という方はあらかじめ用意しておきましょう。

駅をおりてからの景色
左手にコンビニが現れます。

千葉公園概要

所在地 千葉市中央区弁天(地図)
駐車場 約70台(混雑時期はモノレール利用がおすすめです)※有料になる場合も
12/29~1/3は利用できません。
利用可能時間:9:00~17:00(運動施設を利用の場合は8:30~21:00)
休園日 12月29日から翌年1月3日まではスポーツ施設・集会場の利用ができません。
総面積 21ヘクタール
犬・ペットの入場 ボートや花園などを除き、ほとんどの場所で愛犬とのお散歩が可能です。
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記事:取材班長・みどり

東屋で水の景色を見ながらのんびりするのが大好きなので、気持ちの良い季節にお隣のコンビニでパンとお菓子とコーヒー買ってからよく訪れていました。

夏・秋は夕方から夜にかけて蚊が大量に飛んでいるので、ベンチでくつろぐ方は虫よけをお忘れなきよう。