お散歩コース
園内の歩道脇には樹木や花が並んでおり、季節の景観と気持ち良い空気を同時に楽しめるので、朝からウォーキング・ジョギングをルーティンにしている方が多く訪れます。
周回コースには距離が掲示されているので日課には最適ですが、はじめて訪れる方にはお花などの景観も味わえる周回コースがおすすめです。
道が広いので比較的安心ですが、通り抜けが可能なため自転車が多く通るので、小さなこども連れの方や子犬を連れた方は多少の注意が必要です。
大賀ハス
池と蓮華亭
千葉公園には大賀ハスを心地よく鑑賞できる施設が整っており、屋根付きの休憩施設「蓮華亭」など、ところどころに東屋とベンチが設置されているほか、間近で見るための風流な木道が途中に設けられています。
いちばん盛り上がるのは大賀ハス開花時期の6月で、9日間に渡って開催されるハス祭りでは、蓮華亭を拠点としてテント・出店も加わって、さまざまなイベントが行われています。
大賀ハス祭り
2022年は、蓮華亭では大道芸・バイオリン・津軽三味線・和太鼓などの楽器演奏がほぼ毎日行われ、テントではこどもや高齢者の方に嬉しい草バッタ・紙トンボ・コケ玉講習などの可愛らしい催しが、出店ではハス・睡蓮・メダカ・モノレールグッズなどが販売といった内容です。
また、まつりが開催される前の週には「夜ハスというライトアップが3日間開催され(2022年)、周辺が幻想的にライトアップされ、若者を中心に賑わいを見せています。
この水生植物は、どんよりした雰囲気の中に鮮やかなマゼンタの色彩を放っているのが最大の魅力で、雨が続いて気持ちが盛り上がらない方を晴れやかにしてくれような効果が期待できるので、祭りの是非一度訪れてみてください。
花の広場
桜・ハスが有名なのが特徴的な千葉公園ですが、池を越えて奥まで進んでいくと、ボランティアの方々が植えられたボタン・芍薬などの鮮やかなお花の広場が現れます。
4月下旬から5月上旬まで鮮やかな華を咲かせる牡丹と、5月上旬から中旬にかけて可憐な白い花を魅せてくれる芍薬(しゃくやく)が、それぞれ300本前後植えられており、新緑との見事なコントラストが楽しめます。
6月を過ぎたあたりからは脇に植えられたあじさいが咲き初めるなど、周辺では何らかのお花を鑑賞できるので、園内をお散歩される際には是非立ち寄ってみてください。
戦争の遺構
周辺一帯は第二次世界大戦では「鉄道第一連隊演習所」という日本兵の訓練所として使用されていた場所なので、随所に当時の姿そのまま残存した遺構が確認できます。
なかでも「荒木山」という連隊のラッパ手の訓練がされていた丘は、現在では全体を見渡すのに最適な景観スポットで、桜の木の横にはベンチも設置されているので、説明板を読んでから登ってみてください。