野島埼灯台
灯台に入るには入場料(参観寄付金・2022年:300円)が必要なので、小銭を用意していきましょう。また、階段はかなり急なので、歩きやすい靴は必須です。とくに最後の梯子はとても細くヒールではとても危険なのでスニーカーなどの安全な靴で訪れましょう。
灯台の近辺にも広々とした公園もちょっとした展望スポットとなっているので、野島崎の景色を気軽に見たい方はそちらがおすすめです。
大房岬(たいぶさみさき)自然公園
館山湾の北にある尖った場所を「大房岬」といい、岬の一帯がホテル・キャンプ場などの宿泊施設も備えた公園となっています。
大きめの展望台と展望塔が合わせて3ヶ所、いそ遊びができる砂浜や広場などもあり、一日使っても全ての場所で遊びきれない広さを誇ります。
展望台自体はそれほど高くないものの園内が丘になっているので、かなりの絶景が望めるのが魅力です。広めの階段なのでワンちゃんと一緒に上ることも可能です。
穴場の絶景場所は、丘から下まで降りなければ見ることができない「明神岬」。頑張って歩いた人にしか味わえない岩と海の絶景を拝むことができますが、帰り道がとても大変なので体力に自信のある方におすすめの穴場スポットです。
抱湖園(ほうこえん)
鴨川市と南房総市の境い目あたりに位置する「烏場山」の山麓あたりに位置する小さな湖の周辺がハイキングコースになっており、歩く途中で寒桜の景色を堪能することができるスポットです。
1月下旬から春の雰囲気を味わうことができるのが魅力で、雪が積もっている中での桜の景色が拝めることもあります。
すぐ隣に「花嫁街道」があり、経文石・烏場山・見晴台・黒滝などにも続いていますが、この抱湖園からのルートはとても大変なので、黒滝を訪れる際には抱湖園の駐車場を利用しないようにしましょう。
黒滝
千葉県では貴重とも言える綺麗な滝で、車で近くまで行ける手軽さも魅力。周辺には「向西坊入定窟」という市指定の史跡もあり、ちょっとした歴史を感じる場所でもあります。
黒滝を見るだけであればすぐ近くの駐車場に車を置くのがおすすめですが、花嫁街道から烏場山へのハイキングコースに出る方は花嫁街道付近の駐車スペースを利用するのがいいでしょう。
黒滝の横に展望台のような建物があり、その先は山道で、軽い気持ちで行くと遭難しかねないちょっとした登山コースになっています。軽率に先に進まないようにするのが無難です。
烏場山に行かれる場合は、飲料水を持参し、多少暑くても上着も用意するなど、あらかじめ準備をしてから訪れましょう。
白間津のお花畑
お花の種類と数が豊富な南房総市はお花摘みの名所としても有名ですが、なかでも集中してお花畑を見ることができるのがこの「白間津」です。
お花畑の向かいには大きな駐車場があり、もともとはちくら潮風王国の第3駐車場という位置づけで、カフェやお店が並んでいた楽しい施設でした。
現在でもトイレと駐車場は残されており、お花摘みやお花畑を観光者のためのパーキングエリアとなっています。
岩井海岸・海水浴場
海の幸を堪能できる巨大な海の家が特徴的で、滑らかな曲線を描いた湾の地形を生かした大型海水浴場です。
あじ・たこ・さざえなどの素材を生かした海鮮料理を、賑やかなリゾート的な雰囲気で食べることができます。
砂浜の幅は中規模ですが長さに恵まれており、人気のわりに混雑度は低めです。
原岡海岸・岡本桟橋
平常時の夏場は人気の海水浴場として、それ以外の時期は隣接する岡本桟橋目当てに多くの方が訪れるスポットで、とくにカップルに人気があります。
砂浜はそれほど綺麗ではありませんが、千葉にしては高い透明度の海を上から覗くことができる桟橋からは、魚が泳ぐ姿を見ることもできます。
一年をとおして大勢の人が訪れるため、砂浜の一部が駐車場として開放されておりトイレも比較的清潔なので、女性でも安心して訪れることができます。
常時管理人がいるわけではくなく、桟橋の一部には欠損している箇所が見られるので、歩く際には足元に十分注意してください。
多田良北浜海水浴場
小さな規模ながら、海の家・無料のシャワーと駐車場・透明度の高い海と、楽しめる条件がひと通り揃っている穴場的スポットです。
別料金でキャンプ場の利用も可能で、周辺のバーベキュー可能ビーチと比較すると混雑度はかなり低く、アウトドアと海水浴を同時に楽しみたい方には絶好の環境といえそうです。
根本海水浴場
近隣では珍しい有料の駐車場ですが、充実したシャワー・キャンプ施設・ゴミ捨て場など、管理体制は南房総市の海水浴場のなかでは随一といえる人気のスポットです。
巨大な砂浜を生かして作られたキャンプサイトは格安の料金で利用できるので、海遊びとバーベキューを同時に楽しみたい大勢のグループにうってつけです。
名倉海水浴場
野島崎灯台から東に車で5分ほど走らせた場所に位置する小さな海岸ですが、開設時には海の家などの賑わいも見せる海水浴場となります。
開設していない時期はこれといった施設がなく、小さなトイレがあるだけの寂しい環境ですが、その分プライベートな雰囲気は抜群で、朝日や夕日を眺めながらくつろぐには最高といえます。
海水浴開設時は別として、トイレを常駐的に管理している方がいないので、オフシーズンに訪れる際には事前に済ませておくことをおすすめします。
塩浦海水浴場
「房総白浜ウミサトホテル」の目の前にあり、綺麗な建物のトイレとシャワーが設置されている広くて快適な海水浴場です。
ゆったりできるスペースも広く、海岸の絶景を見ながらゆっくり散歩をしたり軽食をつまんだりするにもぴったり。海岸もかなりの規模なので海を間近で見ながらのお散歩もおすすめです。
入り江になっているため海水浴におすすめの波の穏やかさなので、サーファーはほとんど見かけません。その分静かでお散歩向きと言えそうです。
目の前の房総白浜ウミサトホテルはおすすめのホテルのひとつで、リーズナブルに海鮮料理が味わえるほか、絶景の部屋と浴場も堪能できます。塩浦海水浴場とセットで楽しめるのも魅力的です。
南千倉海水浴場
海水浴シーズン以外でも賑わいを見せる人気スポットのひとつで、朝から多くのサーファーをはじめ、南房総や館山の観光客が多く訪れる名所です。
砂浜がとても広くて綺麗でお散歩をするにも絶好なので、地元の方や近隣の宿泊客の朝のお散歩コースとしてもよく利用されています。
広い駐車場の横にはシャワーとトイレが完備されており、冬でも海水浴が開設しているような雰囲気を醸し出し、活気にあふれています。
市内の海岸のなかでは波がある部類に入るのでサーファーに人気ですが、SUPやシーカヤックの初心者にはちょっと波が高すぎるかもです。
瀬戸浜海水浴場
全体の規模としては小さめですが、比較的穏やかな海と長い砂浜は海水浴に最適で、駐車場からも近い無料シャワーなど設備環境も抜群です。
2022年の取材時は1軒ですが海の家が営業されており、海遊びを快適に過ごせるグッズのレンタルはもちろん、日陰で休みながら食べられる食事のメニューも提供されていました。
和田浦海水浴場
平常時の夏は「清潔安心楽しい水辺」というキャッチフレーズで人気の綺麗な海水浴スポットで、シャワーとトイレは年中開放されているのでサーファーにも利用されています。
駐車場の横に小さな広場があり、さらに少し歩くと階段があり、登ると小さな鳥居、くぐるとそこには可愛らしい鐘が出現します。
鐘があるのは「竜宮様」という石宮で、深海の底にあって竜神の住むという宮殿ということで、海上安全・大漁祈願・商売繁盛・縁結びなどを願って祀ったものです。
なかでもウリは「縁結び」で、この鐘かの間から見える水平線はかなりの絶景で、カップルに超おすすめのスポットです。天気の良い日に訪れて素敵な記念写真を撮影してみましょう。
神社・寺院
石堂寺
開山1,300年を誇る安房最古の寺であり、国指定の重要文化財のひとつで、千葉県指定の有形文化財も多数保存されています。
その歴史を感じさせる堂内も魅力ですが、おすすめのポイントは花の景色。桜はもちろん梅の景観も魅力的なので、春を待たずに暖かいピンク色の景色を、日本の文化と一緒に楽しむことができます。
それもそのはず「東国花の寺百ヶ寺」にも選ばれた景観スポットで、多くのメディアでも紹介されている有名なお寺でもあります。
駐車場は2ヶ所あり、グーグルナビではおそらく入口手前の駐車場を案内されますが、そこに置くと坂道をかなり歩くことになります。
おすすめはその坂道をさらに車で登っていくと到着する駐車場です。手前に置いて頑張って歩いて坂道を登っていくと「こんないい場所に駐車場あったんかい!」と言ってしまうでしょう。
小松寺
多くのモミ林・スダジイ林に取り囲まれている森林豊富な照葉樹林帯にあるお寺で、標高40〜130メートルの丘陵地にあります。
寺院内にある重要文化財としては「胴造十一面観音坐像」や「木造薬師如来立像」、さらには「梵鐘」などがあります。
寺の裏山は自然が豊富で、運が良ければ、モミの種子を食べる「ニホンリス」に会うことができるかも。
綺麗なトイレを完備している駐車場はとても広く、基本的には来訪者は多くないので密になる心配もほとんどありません。
寺院内に人がいないことが多いので、御朱印目当ての方はあらかじめ連絡してから訪れるのがいいでしょう。
道の駅ちくら潮風王国
海が見える広場のほか、秋には「さんま収穫祭」、冬には「干物・サザエつめ放題」など、イベントも盛りだくさんです。お土産コーナーのほかにレストランなどもあり、長時間くつろぐことが可能です。
新鮮な名産などお土産が買える「海市場ちくら」「潮風プラザ」「海猫堂」、海鮮丼を中心に新鮮なグルメが食べられる「せん政水産」「利左エ門」、軽く立ち寄れる「散歩カフェ」など、館内にはたくさんのお店があります。
2千坪もの面積を誇る芝生広場には、大きな滑り台も設置されており、ワンちゃんの入場も可能なので、お散歩目的で訪れても満足できるスポットです。
海岸に停泊している大型漁船のレプリカ「第一千倉丸」はブリッジに登ることができ、一帯を見渡せるちょっとした展望スポットになっています。
磯遊びができる「千田海岸」もすぐ近くにあります。潮が引くとその岩場が潮溜まりとなり、こどもが楽しめるスポットとなります。
道の駅とみうら枇杷倶楽部
びわグルメが有名な人気のスポットで、「全国道の駅グランプリ」で最優秀賞も受賞をしたことがある人気の名所。
枇杷倶楽部内には女性に好評なカフェがあり、テイクアウトも可能。天気の良い日はガラス張りの店内もしくは外で気持ちよくスイーツを食べられます。
びわ関連のお土産だけでなくいちごなどのフルーツも豊富で、隣接する「お百姓市場」では野菜を中心とした産直土産も手に入ります。
ワンちゃんと一緒に食事もできるテラス席では、2月中旬から3月にかけて満開となる菜の花も鑑賞できるので、ワンちゃん連れの方は天気の良い日を狙って訪れてみましょう。
道の駅和田浦WA・O!
現存の最大生物「シロナガスクジラ」の全身骨格標本が展示されているクジラが主役。
クジラを使った食材や関連グッズを中心に、地元で収穫されて持ち寄った新鮮な野菜や果物などが店内を賑わしています。
また、普段はお目にかかれないクジラ料理はバラエティがとても豊富で、がっつり派から食べ歩き派まで、多くの人のニーズに応えられるメニューが用意されています。
おすすめの「和田浜特製クジラ丼」は、お刺身・竜田揚げ・クジラカツすべてを堪能できます。多少癖があると言われるクジラのお肉ですが、新たな味の発見があるかもしれませんよ♪
房総の駅とみうら
お土産が手に入るカフェ&センターを中心に、おさかなセンター・回転寿司・浜焼き食べ放題・地魚を中心とした海鮮丼の食堂・魚介ダシのラーメン店など、はらぺこ派に超嬉しいエリアです。
カフェのテラス席はペットと一緒に食べられるのでワンちゃん連れの方にもおすすめ。食事のバラエティが豊富なのでこども連れの方も困らないでしょう。
おさかなセンターには地元で収穫された鮮魚や活貝だけでなく、なめろうやくじらの干物などの千葉特産も豊富。持ち帰りができるお寿司も人気です。
お土産センターの営業時間は平日が10〜18時で土日祝は9時から19時までなので、平均的な施設よりは営業時間が長め。レストランは21時まで営業しているので、遅くまで遊びたい人にも知ってほしいおすすめのスポットです♪
道の駅富楽里とみやま
千葉県ではとても珍しい、一般道と高速道路のどちらからでもアクセスできるのが魅力で、どちらから入っても利用できる施設は全く同じです。
施設の面積はかなり巨大で、品数が豊富なお土産類と食べ歩きができる惣菜・カフェ、腰を落ち着けて地元の海鮮料理を味わえる食堂を備えています。
周辺の自然も豊富で、冬は菜の花摘みができ、春は桜の鑑賞とたけのこ狩り、初夏から夏にかけてはびわ狩り・ブルーベリー狩り、秋から冬はみかん狩りと、味覚狩り好きにも嬉しい施設でもあります。
遊歩道もあるので、ここを拠点にしてオールインワンで一日中楽しむのもアリかも。お店の閉店時間はほとんどが18時なので、日が暮れるまでたっぷり遊べます。
人気の施設なので常時賑わっており、休日に食堂を訪れる際には正午を少しずらして訪れるのが得策です。
道の駅おおつの里花倶楽部
花の多さが魅力の南房総市を象徴する施設で、施設内で大量に栽培されているお花の販売・花摘みのほか、農業体験もできる花好きに嬉しいポイントが満載です。
花が植えられている温室は4千坪もあり、10月中旬の金魚草摘みから始まり、カーネーション・スターチスなどの高品質なお花摘みがゴールデンウィーク終盤まで楽しむことができます。
販売されているお花も目を瞠るばかりで、地元の農家の方が丹精込めて育てたお花が勢揃い。自分で選ぶもよし、プロのスタッフにお任せするもよし、大事な人へのサプライズにもぴったりのお花が手に入ります。
もともと城下村だったおおつの里には近隣に「ロマンチック・ウォーク」という絶好のお散歩コースがあります。お花摘みと一緒に綺麗なお花と自然の景色を堪能してみましょう。
三芳村鄙の里・土のめぐみ館
平成の大合併で南房総市の一部になった「三芳村」の名前が残されている施設で、「村一体で観光客を誘致する」楽しい雰囲気は今でも健在です。
施設は「鄙(ひな)の里」と「土のめぐみ館」に分かれており、鄙の里にはお土産類とレストラン・カフェの他に足湯や足ふみロードなど、ちょっとした癒やしどころとして楽しめる雰囲気になっています。
「土のめぐみ館」は産直の野菜・果物の販売が主で、かなりの種類の野菜・果物・花・林産(タケノコ・しいたけなど)を取り揃えています。
土のめぐみ館という名前からも想像できるように新鮮さが魅力で、生産農家が朝収穫した農産物がほとんどなので、栄養も味も抜群との評判です。
千葉県酪農のさと
ミニ牧場といった雰囲気の施設で、人懐こいヤギと触れ合えたり、素朴な山菜そば・ごはんや新鮮なソフトクリームが味わえます。
酪農に関する資料が大量に展示されている資料館も、興味がある方にとって興味をそそるつくりとなっています。
千葉県の歴史のなかで欠かせない酪農の勉強をするのはなかなかの趣で、とくに千葉愛好家におすすめです。
ヤギの広場と反対側にある山菜食堂は、一見地味ながらも穴場派には是非一度訪れて欲しいグルメスポットで、「山菜そば」は是非ご賞味いただきたいおすすめメニュー。食後はとっておきの牧場ソフトクリームで満足度はMAXです。
南房千倉大橋公園
ちくら潮風王国の近くにある海沿いの広場で、白間津漁港入口に架かる150メートルの橋のところにあり、くじらをデザインした感じのつくりとなっています。
橋自体がかなり巨大なので、園内から見える海と橋の景色はSNS映え抜群で、夕日や朝日の時間にはさらに絶景度が上昇します。
無料の駐車場とトイレも兼ね備えているのでドライブ途中の休憩地点としても利用でき、少し降りるとプライベート感のある小さな砂浜もあるのでデートスポットとしてもおすすめです。
人気の道の駅「ちくら潮風王国」から白浜野島崎に向かう途中にあるため見過ごされ気味で、常時人が少なく静かですが、それも魅力のポイントのひとつといえそうです。
白浜町スポーツ広場
南房総市と館山市は海岸沿いに道路が設けられているので、「海を見ながらドライブ」が魅力として挙げられます。
よそ見しながらの運転は危険なので運転手は楽しめませんが、同乗者の方を喜ばせたいなら絶対に通って欲しいのが2市を結ぶ「房総フラワーライン」。
名前はフラワーですが、海辺沿いにある道路で、ところどころに休憩できるスポットがあるので、運転手の方も一緒に楽しむことができるでしょう。
海岸が続く最南端あたりにはコンビニエンスストアがほとんどないので、あらかじめ軽食等は用意しておくのがおすすめです。