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- 2022/3/27
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- 2021/10/10
- 新規掲載しました。
ジオパークのひとつで、50メートルの高さを誇る海食崖(かいしょくがい)の屏風ヶ浦は、もともと台地だった地形(下総台地)が波により少しずつ削られてできたものです。
いくつかの地層が重なってできていますが、下から上に向けて新しくなっており、古いものでは100万年以上も前と言われている地層も存在します。
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景観リポート
撮影日:2021/10/2
遊歩道
ビーチから始まり、左は海、右は断崖絶壁の景色を楽しみながら歩ける絶好の観光用遊歩道です。
屏風ヶ浦そのものは刑部岬まで延々と10キロメートルほど続きますが、歩道が設けられているのは2キロ程度。その先は足元が悪く危険です。舗装されている道を歩くようにしましょう。
海水浴場の先は波が少しずつ荒くなり、近辺はサーファーにとって人気の海岸となっています。地層だけでなくサーファーも見ながら歩けるという、面白いウォーキングスポットです。
なぞの穴
遊歩道を歩いていると、途中で地層に穴があいているのを確認できますが、その近くには観光客用の説明看板が設けられ、自然にできたものと人工的に作られたものが存在すると書いてあります。
誰がいつなぜ作ったのか分からないので「なぞの穴」と呼んでいるようです。
波の力だけでこのような硬い岩に穴があくという、自然の力と神秘を感じるスポットです。
延々と続く崖
南側にどんどん突き進んでいくと、少しずつ道が悪くなってきます。最初は手すりがなくなり、その後は足元がデコボコになり、最後はついに舗装エリアから外れます(写真)。
マリーナの海水浴場からここまでは2キロほど(目視)の距離なので、わざわざ来る方はそうそういません。足元が危ないので十分に注意を払ってください。
愛犬家のための情報〜
遊歩道には「自転車禁止」という看板はありませんが、抜け道がなく明らかに地層の観賞用に設けられた道なので、自転車の通行は稀。ただし両脇に落ちると危ないので、短めのリードで繋いで歩くのがいいでしょう。
愛犬とお散歩おすすめ度:2
★★☆☆☆
観光用に作られた歩道なので、公園の歩道のような東屋やベンチは設置されていません。したがって、出発したら往復して戻ってくるまでゆったりくつろげる場所はありません。
両端も少し危険なので、ワンちゃんのお散歩には向いてないかも。マリーナの手前の名洗港海浜公園は、ベンチでのんびり休みながらお散歩できるので、こだわりがない方はそちらがおすすめです。
アクセス
海岸の利用者と屏風ヶ浦の観光客は同じ駐車場を利用していますが、かなりの広さを擁しているので海水浴シーズンを避ければ楽に入れます。
駐車場
グーグルマップを見てもわかるように、遊歩道入口のすぐ横には海水浴場と駐車場が並んでいます。
夏は海水浴客が押し寄せるので混雑するうえ道中には屋根がないので、観光が目的であれば、熱中症を避けるためにも夏場は避けるのが無難といえそうです。
駅から徒歩
いちばん近い「外川」駅からでも徒歩で約30〜35分といったところなので、公共機関で訪れるには、長時間歩く心構えが必要といえそうです。
記事:取材班長・みどり
地層に沿って続いている歴史の深い地層は、歴史が好きな人にはたまらない観光スポットといえそうです。とはいえお子さんにはちょっぴり退屈かも? でも大丈夫。近くには快適な公園やビーチもありますから。