遊泳可能区域
瀬戸浜海水浴場は南房総市の他のビーチと比較して大きく異なる点として、三角形の「逆入り江」地形が挙げられます。
九十九里浜のように湾のようにくぼんでいる場所がない箇所を除き、遊泳エリアは波が高くなりにくい入り江のような場所に設けられることが多いのですが、この瀬戸浜海水浴場は、突き出した三角形の部分が遊泳可能エリアとなっています。
したがって、風や波を遮るものがないため、他と比較すると波が高く、風も強くなり、離岸流も顕著に速くなります。
実際に取材時は砂が飛び交うような強風と荒波が見られましたが、2面設けられた遊泳可能区域の片側(南側)は遊べるレベルの波の高さで、その波を利用して楽しんでいる方がいらっしゃいました。
こちらの写真は誰もいないもののいちおう「遊泳可能」なエリアで、それを示す黄色いサーフボードも置かれています。
ですが、風が強く離岸流も激しいため、ライフセーバーの方曰く「こちら側は危険なのでおすすめしていません」との事でした。
遊泳可能なエリアはその自治体によって決定されますが、安全度に疑問が残る場合も考えられ、「遊泳可能だから安心だ」という事ではないのでご注意ください。
砂浜
強風が吹くと飛びまくる砂は逆に考えるとキメの細かさが魅力的で、近隣の中では比較的白く、裸足で歩いても気持ち良い砂質でした。
海の家
そんな強風が吹きやすいビーチなものの、かつては大勢の人が押し寄せた海水浴場ということもあり、海の家が1軒営業されていました。
波が高いのでボディーボードに最適ですが、浮き輪でプカプカするだけでも結構楽しめるので、手ぶらで訪れた方はレンタルを利用するのもおすすめです。
風で食事に砂が入りそうな点が気になりそうですが、テラス席には手作りの壁が作られているので、強風で砂が飛んでいても安心して食事を楽しむことができます。