入口
駐車場から野島埼灯台へ向かうまでの道は綺麗に舗装がされており、案内も出ているのでとてもわかりやすくなっています。
脇の階段の上の鳥居の奥は「厳島神社」で、多少遠回りにになりますが、そちらを経由してもたどり着くことが可能です。
青い歩道を進んでいくとその先に灯台が見えてくるので、そちらを目指して進んでいきます。
時間外は入れないように囲いが設けてあり、見学可能時間内のみ門が開けられ、囲いの中に入ることが可能になっています。
入口の手前にはお馴染みの説明看板が掛けられており、建設の歴史・逸話などが細かく説明されています。
ただ登って景色を見るのも楽しいですが、うんちくをあらかじめ頭に入れておくとまた違った楽しみ方ができるのでおすすめです。
こちらは管理されている「公益社団法人燈光会」からの参観案内看板で、多数の参観者の整理案内・安全確保・施設維持・パンフレット作成などに費用がかかるため、300円の寄付をお願いします、といった旨が書かれています。
受付・資料館
野島埼灯台とは別の場所に建っている資料館と受付で、ここで寄付金を渡し、資料館の中を見学してから登る、というのが一般的な見学コースとなっています。
資料館に入ると真っ先に現れたのは「フランソワ・レオンス・ヴェルニー」さんで、1865年に横須賀製鉄所首長として来日され、江戸条約によってこの野島崎だけでなく観音崎灯台も建設された偉大な方です。
資料室の詳細は割愛しますが、ひと際目を引いたのがこちらの歴史年表で、「航路標識」と言われていた時代からの歴史がよく理解できるので、灯台好きの方はもちろん、興味がなかった方でも楽しめそうです。
こちらは一見千葉県の上総・南房総地域の観光マップですが、よく見ると灯台・導灯の位置が一目瞭然のオリジナルマップとなっており、展望台好きの方にとって貴重で嬉しいアイテムです。
階段
ここからは灯内に設けられた、展望エリアまで続いている階段のようすをお届けしていきます。まずは真下から塔を見上げて心の準備。
当然ながら階段は螺旋状に続いており、張り切って登ると目が回るかもしれないのでご注意ください。
この階段は77段ですが、途中で「現在の段数」が表示されているので、のんびり気長に頂上を目指しましょう。
螺旋階段が終わったらまさかの急勾配の階段となりますが、これはもう「ハシゴ」と言ったほうが良さそうなので、スカートの方は最後尾から行きましょう。
展望エリア
ハシゴ階段の先には鉄の扉が設けられ、そこから先に待望の360度展望スポットが広がっています。
外に出た途端強風に煽られ、帽子をかぶっているとほぼ間違いなく飛ばされる強さなので、あご紐がある場合はそれを利用し、なければバッグかポケットなどに入れておきましょう。
ぐるっと囲まれているためどの角度でも楽しめるので、どこに何があるか予め把握しておくと楽しさが倍増します。
ちなみに展望スペースはかなり狭く、人がすれ違うのもギリギリといったところなので、大人数で行くのはおすすめできません。