館山城

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天守閣と周辺の城山公園
天守閣と周辺の城山公園

更新情報・お知らせ

2022/8/21
ページをリニューアルしました。

里見八犬伝の聖地としてだけでなく、千葉県内外から多くの観光客が訪れる名勝・館山城は、里見八犬伝の資料館も兼ねた展望施設として南房総・安房・上総地域随一の観光名所です。

館山メニュー

景観リポート

園内には随所に見どころが点在していますが、なかでも天守閣横に広がる展望スペースは絶好の景観&撮影スポットとなっており、空気が澄んでいる日は富士山などの絶景を拝むことができます。

城山公園

ところどころに設置されている観光用マップで公園入口から館山城までの道のりがよくわかるので、まずは全体の概要を把握しましょう。

館山城を目指す場合、右側から行くと若干遠回りのスロープ道で、左側は近道になっていますが、100段ほどの階段がもれなくついてくるので上りは少しハードです。

全体地図とルール事項
多くの方は右側のスロープ道を選んでいました。

右側のスロープ道はこのような景観となっています。自転車は通行禁止でワンコは可能という、愛犬家にとって嬉しい限りの環境です。

緩やかな上り坂が続く道
好環境を維持するためにも放し飼いは絶対にやめましょう。

比較的ラクに頂上を目指せるスロープですが、坂の傾斜はそれほど緩くなく、意外と体力が必要で、疲れてきたところでようやく館山城が見えてくる、といった感じです。

上り坂の途中から見える天守閣
ちらりと見える景観スポット。

屋外展望台

頂上には天守閣だけでなく広々とした観光用展望台が設けられており、双眼鏡が設置されているので富士山や箱根山などもバッチリ見えます。天気が良くないと見えないので運も重要なので、来園日は晴れることを祈りましょう。

富士山も見える展望広場
無料で絶景を楽しめる展望台。

この撮影スポットを中心に「南総里見八犬伝ゆかりの地」と随所に書かれていますが、里見八犬伝は房総里見氏を題材にした小説で、昭和58年には薬師丸ひろ子さん主演で映画化され、一般的にも有名になりました。

映画は見やすくまとめられていますが、実際のストーリーはとてつもなく長く、ツウと呼ばれるようになるには文庫本の読破が必要とか。

里見八犬伝記念オブジェ
八犬伝ファンならずとも記念撮影したくなるスポット。

桜の景色

館山城とその周辺は桜の多さ・景色でも有名なスポットで、天守閣や展望台の絶景の価値が春は倍増となります。

駐車場の周辺から城山公園、天守閣の頂上に至るまでぎっしりと見事な桜が植えられており、さまざまなアングルでの和の景色を堪能できます。

ソメイヨシノのアップ写真
城が隠れるほどの桜の濃度。

咲き始めから満開になるまで、場内に植えられた多くの桜をカメラに収めましたので、今後のお花見のご参考として、館山城を中心とした千葉県の桜リポート特集もご覧ください。

桜が咲き誇る展望広場
桜の質と数ともに千葉県随一。

天守閣

せっかく城址公園に訪れるのだから、ちょこっと出費して天守閣にも入ってみましょう。里見八犬伝ファンの方に嬉しい資料室は別料金になります(取材時)。

周辺の景観

いつでも迫力満点の姿を見せてくれる天守閣ですが、付近にはかなり多くの桜が植えられているので、季節ごとに同じアングルから撮影して違いを確かめて見るのも楽しそうです。

枯れ木の背後に見える天守閣
いろんな角度から見てみましょう。

城をバックにするとどんな季節でもSNS映え抜群なので、写真好きにとって嬉しい環境といえそうです。とはいえ枯れた木より桜や紅葉の方が映えますね。

城山公園の広場から見た景色
少しさみしげな冬の風景。

展望部屋

さて、外から眺めるだけでなく、中にも入ってみましょう。館山城に入るには入場料が必要で、里見八犬伝の資料が展示されている全館を巡るには1,000円、展望部屋の最上階のみ目的の場合は400円です。

里見八犬伝に興味がある方の来園が少なかったようで、大半の方は展望部屋のみって感じでした…。

入場時間は午後4:30まで
入場時間が限られているのでご注意ください。

館山城の展望スペースからの景色です。下の展望台とは一味違った景色が見られます。富士山もこころなしかはっきりと見えるような…天気の良い日に訪れたらぜひ入館して、この景色を見てほしいです♪

展望フロアから見た市内と海
入館料払って正解〜笑

東西南北それぞれに観光客用案内図が設けられ、何が見えるのか教えてくれています。こちらは北側を向いているので館山駅方面ですね。これから観光する方にとって役立ちそうな地図です。

北側の眺め説明書き
観光ガイドに掲載されていない穴場が見つかるかも!?

案内図を見ながら双眼鏡を使うと楽しみも倍増するので、観光前の予習として、興味のある場所に絞って見てみましょう。

窓際に設置された双眼鏡
注意:太陽を見てはいけません。

グルメ

園内にレジャーシートを広げる場所は見当たりませんが、随所に設置されているベンチでくつろげるので、テイクアウト専門のキッチンカー・屋台が繁盛しています。入口付近に建っている人気の和カフェもメニューが豊富でおすすめです。

里見茶屋

ちょっと休んでから登ろうよ…という方にぴったりの場所があります。入口付近にある茶店は和の情緒たっぷりの美味しいお茶とだんごのお店で、やちばあちゃん秘伝のだんごは絶品とか。ぜひ一度ご賞味ください。

秘伝のだんごが食べられる里見茶屋
やちばあちゃん秘伝、という言葉に惹かれます…

キッチンカー

この日は繁忙期ではありませんでしたが、移動型ハンバーガーショップが出店されていました。城山公園にはレジャーシートを広げる場所が乏しい(取材時は見当たらず)ので、設置されたベンチまたは車の中で食べられるファーストフードはうってつけです。

キッチンカーの宣伝用のぼり
ボリューム満点でバラエティも豊かなハンバーガー。

屋台

繁忙期には天守閣に登る付近にはいくつかの屋台も出店されており、お祭りの雰囲気を盛り上げてくれています。取材日に確認できたのは「ふりふりポテト」「バナナチョコ」「クレープ」「たこ焼き」「焼きそば」「あんず飴」でした。

桜の木の下に店を構える屋台。
お花見の時期には毎日出店されていました。

おすすめ撮影スポット

春は目移りするほどの桜と城の絶好のコラボが鉄板級ですが、高台から海が望めるので展望エリアからの風景も撮影に適しています。

プロが選んだ場所

天守閣と桜を同時に撮影する場所は計り知れないほど多いものの、城を正面から捉えられてその周辺を桜で囲むという絶好のアングルはここだけです。

ちなみに、某メディアのプロカメラマンの方も本格的な機材を持ってここで撮影していらっしゃいました。

メディアも使用する桜と城の撮影スポット
SNSで差をつけるならココ!

定番スポット

城址公園ということもあって高台に位置し、さらには海の近くということもあって、展望台からの海の景色も外すことはできません。空気が澄んでいれば関東地方の名所まで撮影できるので、天気予報をチェックしてから出かけるのがおすすめです。

遠くを眺めて楽しむ観光客
冬におすすめの絶景スポット。

愛犬家のための情報〜

ここ館山城と城山公園は、愛犬担当のコチバも超絶お気に入りのおすすめスポットなのです。コチバのコメントはいぬちば!で掲載しているのでそちらもご覧ください。

ワンちゃんに優しいスロープのような道で頂上まで行ける点と、歩道が自転車通行禁止になっているところが最高で、しかも展望スポットにも一緒に行けるという貴重な絶景公園って感じです。楽しそうにワンちゃんを連れている方がたくさんいらっしゃいましたよ♪

愛犬とお散歩おすすめ度:5
★★★★★

しっかりと舗装されているので一見自転車も走ってそうですが、自転車含め車両は通行禁止なので安心安全。ワンちゃんはもちろんお子さん連れの方にも嬉しいお散歩ロードが続いています。

安心してお散歩している観光客
坂が続くので体力的にはちょっとキツイけど…

ワンちゃんと一緒においしい空気と目に嬉しい絶景を拝める展望エリアですが、見ての通り柵に隙間があるので油断しないようにご注意を。

展望台で景色を楽しむ人達
愛犬家のコチバによると、ワンちゃんも景色を楽しむんだとか…

アクセス

市内屈指の観光名所ということもあり、車でも徒歩でも快適に来園できるのが嬉しいポイントです。徒歩の場合は電車とバスを利用すれば楽々アクセス可能です。

駐車場

敷地内には大型の無料駐車場が設置されており、敷地内には綺麗なトイレ、キッチンカーなども見られ利便性も抜群です。混雑時期には臨時スペースも開放されるので、いつでも安心して訪れることができます。

絶景が広がる駐車場
到着したとたんにテンションUP。

混雑時

お花見ができる季節の土日はかなりの混雑度となりますが、整理をしてくれるスタッフさんが誘導してくれます。

臨時的に開放された空き地
足場が土なので雨上がりの日はご注意を。

電車・バス

最寄り駅はJR「館山」駅ですが、徒歩だけの場合は20〜25分程度要するので、バスの利用が一般的です。時刻表などはこちらのページでご確認ください。

JR館山駅のロータリー
タクシーを利用するという手も。

館山城概要

所在地 地図はこちら
園内地図
(クリックで拡大)
園内全体地図
駐車場 あり(無料)
犬・ペット 入場可能(施設を除く)
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記事:取材班長・みどり

最後まで見てくださりありがとうございます。安房と呼ばれる地域を巡っていると、里見八犬伝の逸話をよく耳にし、興味が湧いてきたので映画を観てみましたが、聖地との関わりがいまいちわかってません笑。

もともとは古い文庫本だったそうで、読みやすく訳された本を見つけたので、これから読んでみようと思います。

「里見八犬伝の聖地巡りコーナー」みたいな特集を立ち上げられるように、楽しみながら学んでいきます!