花のテラス
メインの駐車場から見ると展望台・梅園方面に進み、菖蒲園とカフェテラスを目指していくと花のテラスにたどり着きます。
そこには管理が行き届いたこの施設ならではの鮮やかな色彩の大きな花壇がいくつか設けられ、目を癒して嬉しい気分にさせてくれます。
お花が好きな方はもちろんそうでない方でも、目に入ってくる色とりどりの花達は、楽しい憩いのひとときのテンションを高めてくれることでしょう。
鑑賞池
こちらのエリアの池はそれぞれ観賞用となっており、鮮やかな色や渋い色まで種類豊富な鯉と、親子愛睦まじい亀たちが心を和ませてくれます。
他の公園では「餌をあげないでください」一点張りがほとんどですが、この公園では独自の餌を自動販売機で販売しています(取材時・100円)。
動物・人への愛情を感じるポイントはそれだけではなく、「パンをあげないでください」の張り紙には、パンには塩分が含まれているので野生の魚や鳥に良くないという説明がされています。
餌をあげて鯉と触れ合いたいこどもだけでなく、鯉・野鳥にも優しい袖ヶ浦公園。他の自治体も是非見習って欲しい心配りです。
鏡ヶ峰展望台
メインの駐車場から行くと一番奥側、西駐車場のすぐ近くに展望台への入口が見えます。途中の道はちょっとしたハイキングコースのような丘になっていて、若干体力を使います。
丘の頂上につくと展望台が登場し、ちょっとした達成感が味わえるでしょう。ただし景観はこちらがメインではなく、すぐ横の「眺望ポイント」という場所になります。
下の田園との標高差は30メートルで、春は水張り、初夏から秋には稲が緑から茶色になっていく雰囲気を味わえます。
同じ場所では神社や大木も観られ、どことなく神妙な気分にさせてくれます。お寺・神社巡りが好きな方にもおすすめです。
案内板・管理事務所
園内はとても広いため、全体を把握していないとせっかくの楽しいスポットを見逃してしまいます。
公園に到着したらまずは管理事務所手前の全体地図を見て、どこに行くかの予定をたてましょう。もしくはこちらの公園地図で予習するのもおすすめです。
管理事務所の横にはたくさんの自動販売機が設置されているので、まずは飲料を確保。疲れていたら横のお花畑付近の椅子に腰掛けて英気を養いましょう。
弁財天
公園の中に割と大きな鳥居と弁財天が建っています。こちらの弁天様は創立・縁起が不明となっており、御神体は蛇体人頭の髷を結った男性らしい格好をしています。
いにしえより地域の人々の健康を守り、難病を治す弁天様として祀られてきました。
もともとこのあたりには多数のマムシが生息していましたが、この弁天様のおかげでマムシの被害は一件もないとのことです。弁天様の化身といわれる大蛇がかつてこの場所にあった池に生息していたという言い伝えも存在します。
梅園・菖蒲園
植物が豊富に育っているこの公園には、春夏秋冬味わえる植物園が点在しています。なかでも梅園の広さは特筆モノで、一見すると桜のお花見広場と間違うほど。
ひとつひとつの梅の木に名前の札が付いているので、梅に詳しい人はもちろん、そうでない人でもひとつひとつの種類を覚えながら楽しめます。
細かな種類としては、更紗錦(さらさにしき)・八重揚羽(やえあげは)・田毎の月(たごとのつき)・塒出の鷹(とやでのたか)・金筋梅(きんすじばい)・夏衣(なつごろも)・内裏(だいり)などです。
菖蒲園はカフェの隣に広がっており、テラスハウスから眺めたり、観賞用の木道を歩くこともできます。咲く時期は少しの間ですが、好きな方は時期を狙って訪れてみましょう。