ロープウェーから
山頂駅に設置されている展望台からは「冨士見100景」に選ばれている絶景が眺められるので、まずはそこで旅の疲れを癒やして西口管理所に向かうのがおすすめです。
管理所から日本寺の敷地に入るとすぐ左手に階段の入口(十州一覧台)が現れますが、体力温存のためにキープしつつ、メインの目的地に向かいましょう。
木陰が多くて涼しい登山道ですが、足場があまり良くないので、歩きやすい靴を履くことはもちろん、足首のストレッチもしておくのがおすすめです。
山頂駐車場(西口)
有料の登山自動車道を車で登って「山頂駐車場」にたどり着くと、すぐに「地獄のぞき」の看板と受付所が見えてくるので、そこで拝観料を支払って入場します。
窓口に管理人さんが常駐しており、そこではパンフレットも用意されているので、忘れずにGETして全体像を把握しつつルートをチェックしておきましょう。
また、西口管理所から入山した場合、いちばん近いトイレは大仏広場付近となるので、直行する場合は入口手前のトイレで用を足しておきましょう。
東口(無料自動車道)
車を利用される方でできるだけ費用を抑えて目指したい!という方におすすめのリーズナブルなルートですが、ある程度の体力と時間は必要になります。
西口・大仏口と繋がっている「登山自動車道」は有料ですが、東口管理所に繋がっている「鋸山観光自動車道」は無料で通行できるのがリーズナブルな理由で、駐車場はいずれも無料なため、途中の有料道路分おトクになります。
裏登山道(北口管理所)
車・ロープウェーを使わずに自力で鋸山を登る方法には大きく分けると2種類で、ひとつは裏登山道から北口管理所を目指す登山家用のルート、もうひとつは表参道管理所を利用して日本寺の敷地内を登るルートになります。
浜金谷駅とロープウェー山麓駅の中間あたりから始まる裏登山道は、登山届も用意されているほど本格的なコースとなっており、軽い気持ちで入ってしまうと遭難する恐れもあるので注意が必要です。
このルートの場合は北口管理所を目指すことになりますが、そこは百尺観音の広場とつながっており、メインスポットまではかなり近距離となるので、自力登山をできるような体力の持ち主であればラクラクたどり着くことができるでしょう。
保田駅・表参道口
もうひとつの自力ルートとして、保田駅から遊歩道を歩いて仁王門が立っている表参道管理所から日本寺境内に入り、管理された安全な敷地内を登山して目指す、というのがあります。
裏登山道よりも圧倒的に危険度は低くなり、距離もかなり短縮されますが、道中の上り坂・階段はかなり険しいので、ある程度の体力とスタミナは必要となります。
ただ、道中は頼朝蘇鉄・日本寺大仏・大黒堂・千五百羅漢道などの見どころがかなり豊富なので、観光がてら登山をしたい、という方はこちらのルートがおすすめです。