里見公園

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里見茶屋横の遊具
里見茶屋横の遊具

更新情報・お知らせ

2022/6/15
ページをリニューアルしました。

里見公園は見晴らしの良い高台に位置するため、駐車場から入る道が狭くて急な階段ですが、かえってそれが城址の風流な雰囲気を出しています。

歴史を感じながら見られる高台から見える江戸川、国府台城跡の史跡、近代的なお花など、それぞれに違った特徴を持つ景観スポットを豊富に楽しめるスポットです。

市川メニュー

景観リポート

里見公園内にはバラ園があり、散歩コースには桜・紅葉など季節ごとに楽しめる樹木が豊富に植えられています。

また、国府台城の城址らしく高台に位置しており、市川市最高の標高地点からは江戸川の景色を望むことができます。

お散歩コース

全体的にみて、舗装されている箇所が少なく、歩道と芝生の区分けがはっきりしていませんが、そのおかげで自然緑地らしい雰囲気を出しています。

自然の歩道も見どころたっぷりで、木でできた道が多く見られ、高低差があって樹木も豊富なため、ちょっとしたハイキングをしているような気分がも味わえます。

山の中ような雰囲気の自然歩道
歩きごたえたっぷりのウォーキングコース。

園内にはトイレマップが掲示されているのが嬉しいポイントのひとつで、綺麗に整備されたトイレは4箇所用意されており、それぞれまんべんなく置かれているので、どこを拠点にしてもそれほど不便さを感じることはなさそうです。

トイレ案内マップ
バーベキューエリア付近はトイレが少なめ。

市川市最高標高展望

里見公園のいちばん高い地点からの景色は、(おそらく)戦国時代の武将たちも見ていた風景なので、想像力を駆使すれば武将の気分を味わえるかも…そのすぐ向かいにはベンチとテーブルも設置されているので、ここを拠点としても面白そうです。

しかも、市川市のなかでいちばん標高が高いので、SNSでのリアルな自慢ネタとしても活躍しそうです。ただし火気使用可能ではないので、バーベキューをしたい方は他のスペースを陣地にしましょう。

市川市最高標高地点
ここが市川市でいちばん高い地点!!

バラ園

正門から入ってくるとすぐに目に入ってくるバラ園には多種多様な花が植えられ、季節を感じる華やかな模様を描いており、訪れた人の心を和ませる華やかな風景が広がっています。

とくに詳しくない人でも楽しめるように、それぞれのお花の横には特徴や時期などが詳しく書かれた説明書きが置かれているので、これからお花に詳しくなりたい方にもおすすめです。

鮮やかな黄色と紫の花
バラ園周辺にはベンチが設置されています。

桜の景色

噴水付近

里見公園は桜の名所としても有名ですが、なかでも、バラ園横の噴水広場には大量の桜が植えられており、人気の里見茶屋・遊具施設がすぐ近くに位置していることもあって、一帯はかなり賑やかな雰囲気となります。

花を観ている人
無料で楽しめます。
賑わいを見せる里見茶屋周辺
お祭り気分が盛り上がってきます。

広場

また、各広場にも若干の桜があり、花より団子派にも嬉しい環境が整っていますが、噴水付近と比べるとやや少なめで、絶景というにはちょっと物足りない感じです。

ルールを守ってお花見している人々
芝生がないのでちょっと殺風景気味。

史跡リポート

里見公園には古くから守られてきた国府台城の史跡が数多く保存されており、紫烟草舎・羅漢の井・里見群亡の碑・明戸古墳石棺・夜泣き石など、当時の雰囲気が伝わってくる碑があちこちに点在しています。

管理事務所に行くとパンフレットが手に入るので、歴史が好きな方は最初に位置を確認してから史跡を巡るのがおすすめです。

夜泣き石

最大の名所ともいえる「夜泣き石」は、頂上の展望スポット付近で比較的見つけやすい位置なので、楽しみながら探してみましょう。

すぐ横には丁寧に詳細が書かれた説明文の立て看板もあり、里見氏と北条氏の激戦のようすも伝わってきます。

夜泣き石伝説の説明書き
夜な夜な泣いてそのまま亡くなったとか…。

羅漢の井

天保5年(西暦1834年)の地図にも載っているという貴重な「羅漢の井」は、普通に歩いているだけでは見つけにくいので、パンフレットで位置を確認してから探しましょう。

羅漢の井と説明書き
当時の城では貴重な水の補給場だったとか。

遊べる場所

以前はこどもが遊ぶための施設に乏しかったのがウィークポイントでもありましたが、市民の要望などに応えて広場にアスレチックジム・滑り台などのベーシックな遊具が設置されました。

遊具施設

噴水近くの広場には、こどもの目を引くカラフルなデザインの遊具がいくつか設置されており、時間を忘れて夢中に遊ぶこどもたちの眩しい姿を、すぐそばに用意されたベンチで見守りながら見ることができます。

昔ながらのジャングルジムや登り棒など、幼児から小学生まで幅広く楽しめるオーソドックスなタイプが多いものの、曲線を描く滑り台など、ユニークなデザインの遊具も多数設置されています。

カラフルな滑り台
安全性を重視したタイプが目立ちます。

バーベキュー広場

以前の里見公園は、自然の豊富さと史跡の見どころがメインといった感じでしたが、こどもの遊具に加えてこのバーベキュースペースも設置され、大勢で騒いだり遊べるスペースも豊富になりました。

とはいっても、竃の用意やサイトの区分けなどがされているわけではなく、お花見広場を火気使用可能にしただけの簡素なもので、用具や食材はすべて自前の上級者向け施設です。

充実した炊事施設も用意されていないため、使った食器はそのまま持ち帰るという前提なので、食器・器材は必要最小限にとどめましょう。

また、火気使用可能エリア以外でバーベキューをしているグループもいらっしゃいますが、ルールを守れない人が多くなるとバーベキュー自体が禁止になりかねないので、絶対にNGです。

自前の道具でバーベキューを楽しむ人
マナーを守って楽しむ方々。

芝生広場

園内には至る所にベンチが設置されているのでくつろぐスポットには不自由しませんが、なかでも里見茶屋近くに広がる芝生は見晴らしも良く樹木も立ち並んでおり、その木が暑さをしのぐ影を作ってくれるので、シートだけでも気持ち良く過ごすことができます。

遊具広場にも近いので、親子連れの方は、こどもの姿を見失わない場所を選んで拠点を置き、遊ぶ姿を見守りながらくつろぐ、といった楽しみ方もできます。

芝生の上でお花見を楽しんでいるグループ
人気の時期はテントが密集します。

売店

市営の緑地としては珍しく売店があり、その名も「里見茶屋」で、いちばん人が集まる遊具広場の付近にドドンと構えてひときわ目立っています。

里見茶屋

主に土曜日・日曜日やゴールデンウィーク・夏休みなどの観光シーズン・繁忙期に営業しており、ソフトクリームやアイス、ジュースだけでなく、芝生の上で遊ぶための柔らかいボールやフリスビーなども販売しています。

店内で軽いお菓子なら売っているので(取材時)小腹を満たす程度は可能ですが、お弁当などのがっつり系の食事は売っていないので、お昼ごはんはここを当てにせず、事前に自分で用意しておきましょう。

人通りが多い里見茶屋
風物詩ともいえる売店。

おすすめ撮影スポット

バラ園横の噴水広場周辺はとても綺麗に整備されており、ワイド派にもマクロ派にも楽しめる景観スポットとなっています。

その他にも時代を彷彿とさせる場所が点在しているので、戦国情緒を写真で伝えてみましょう。

展望台からの江戸川

里見公園は高台に位置しているわりに景観に乏しいのですが、唯一とも言えるワイド撮影スポットがこの展望台です。空気が澄んでいいれば江戸川の先までくっきり見渡せるので、機会があったら狙ってみましょう。

市川市最高標高展望台からの景色
さすがに見晴らし最高の高台景観スポット。

噴水周辺

淋しい景色が多くなる冬でも、噴水の近辺には花写真家の欲求を満たしてくれるレベルの鮮やかな花が咲いています。

とくに、全体的に見渡せる階段上は、噴水とバラ園を一眼で捉えられるので、ワイド撮影スポットとしておすすめです。

綺麗に整備された噴水
写真映え鉄板級の綺麗な噴水。

愛犬家のための情報〜

公園内は広いうえ自転車がいないため、人もワンコも楽しく散歩が楽しめるおすすめスポットで、お花が好きな飼い主さまも含めて大満足間違いなしです。

子犬をお連れの方が安心してお散歩している姿、大型犬がのびのび歩いているシーンなどを見ると心が和みます。

愛犬とお散歩おすすめ度:5
★★★★★

施設内のほとんどはワンちゃんと一緒に入場・お散歩が可能で、バラ園もワンちゃん禁止なんて“野暮な看板”は掲示されていないので、お花の香りと景色を一緒に楽しむことができます。

季節の色と香りを楽しみながら時間を忘れてのんびり歩いてみましょう。

ヨーキーと散歩している男性
千葉県内トップクラスの愛犬おすすめ度。

アクセス

位置的に少々分かりづらく、とくに車でお越しになる場合は裏の河川敷まで行かなければならず、最初はちょっと戸惑うかもしれません。

付近に案内標識が出ているので、助手席の方はとくに注目しておきましょう。

駐車場

駐車場が無料で開放されているため車で訪れる来園者がかなり多く見られますが、収容台数が車の台数に追いついていないため、週末はすぐに満車になって順番待ち状態となります。

とはいえ、繁忙期は基本的に場内整理用のスタッフさんが誘導してくれるので、多少の順番待ちを覚悟すれば入場可能です。

満車の駐車場を整理している2人のスタッフ
2人組で車を誘導される係員さん。

電車・バス

歩くのが好きな方であれば市川駅から徒歩での来園も可能ですが、駅前にルート案内が出ている京成線の国府台駅がおすすめです。

市川4丁目に出ている案内看板
看板の案内に従って進みましょう。

国府台駅から少し歩くと河川敷の土手コースに入り、あとは一直線に江戸川沿いを歩くだけなので春や秋などの涼しい季節は快適なお散歩・観光ルートとなりますが、道中は木陰がないので真夏は帽子が必須アイテムです。

そんなに歩けない!という方は、市川駅からバスが出ているので、「松戸車庫」行きを探し、いちばん近い「国立病院」停留所で下車しましょう。

あと1.0kmで到着
1キロが短く感じる景観の土手。

里見公園概要

所在地 千葉県市川市国府台3-9(地図)
園内観光地図
(クリックで拡大)
園内全体地図
駐車場 無料(40台位駐車可能)
犬・ペット 入場可能です。特にペット入場不可エリアもありませんので、放し飼いをせずマナーを守って散歩しましょう。
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記事:取材班長・みどり

ここの取材時はいつもウキウキで撮影に励みますが、何らかのマナー違反者(ワンの放し飼い・火気不可場所でのバーベキュー等)を見てすぐにテンションが落ちる、というパターンに嵌り気味です。

市川

カラフルで大きなお花畑
池の畔の歩道
貝塚散策コースにある鳥居
巨大な複合遊具で遊ぶこども
バラエティ豊富な遊具施設
スポーツセンターの案内看板
代表的なグルメと野菜の
駅前のビルとマンション
駅側から見た花火の景色