じゅん菜池緑地

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穏やかな流れの水面
穏やかな流れの水面

更新情報・お知らせ

2022/6/15
ページをリニューアルしました。

昭和56年に完成したこの緑地は、鴨や魚が訪れる爽やかな池を歩行者専用の道が囲んでいるお散歩向きの緑地です。

歩道の途中で池を渡れる箇所もあるので、自分に合わせたお散歩ができるウォーキングスポットにもなっています。

市川メニュー

景観リポート

周遊道で見られる春から初夏にかけてのお花とのコラボはとても魅力的で、日本庭園のような景色を鮮やかな色で彩って、透明感がない水を風流に見せてくれています。

じゅん菜池

施設のメインともいえるこの池には、オールシーズン訪れる鴨から季節によって見ることができる渡り鳥まで多くの野鳥を観察することができ、釣りも禁止なので、大きな魚が泳いでいる姿もじっくりと観察することができます。

橋の上から見た全景
アングルによっては大きな湖のようにも。

お散歩コース

園内は自転車やオートバイなどの車両は通行禁止となっており、樹木に囲まれているため影が多いので、夏でも快適な環境が広がっています。橋の上で立ち止まって水の景色を眺めたり途中の階段を登って冒険してみたりと、ちょっとした楽しめるスポットも豊富に見られます。

緑地の木陰と歩道
夏でも快適な木陰のエリア。

あずま屋

園内を歩いていると至る所に休憩用のベンチや屋根付きの「あずまや」が設置されており、真夏の暑さをしのいだり、歩き疲れた足を休めさせてくれるありがたいスポットとなっています。

夏に多い突然のゲリラ豪雨などの回避所にも利用できるほか、お弁当を持参すれば野鳥を眺めながら食べることもできるので、バーベキューや売店がないこの広場のお食事スポットにもなっています。

歩道に設置されたバーゴラ
新緑が屋根になって風流なバーゴラ。

自然環境ゾーン

奥に向かってまっすぐに歩いて行くと、散歩コースの後半あたりで、斜面林の一部を利用した自然環境ゾーン」に突入し、そこには「イノカシラフラスコモ」などの水生植物が点在しています。

緑の空気を感じながら歩くことができる自然のコースとなっていますが、木陰の道がほとんどなので景観は期待できず、蛇なども多く潜んでいるので、むやみに藪の中入らないように気をつけましょう。

イノカシラフラスコモとその説明書き
説明が書かれているイノカシラフラスコモ。

桜の景色

ここでのお花見は、居座ってのんびりするよりも、歩きながら桜鑑賞をする「通り抜け」タイプで、その桜の多くは正面入口側に植えられており、長時間歩かなくても園内の桜のほとんどを満喫することが可能です。

歩道の脇に咲く枝垂れ桜
桜の淡い色が強い緑に映えます。

お散歩が好きな方には最高のシチュエーションともいえるお花見環境で、架かっている橋の上から全景を見渡せば、咲いているほとんどの桜を一眼で捉えることもできそうです。

水辺の脇に咲いた桜
野鳥が入ってさらに素敵な風景に。

遊べる場所

園内はお散歩向きの形状をしていて芝生広場が少なく遊べる場所は限られていますが、安全を考慮した「幼児広場」は、近隣の親御さんにとってありがたい存在です。

遊具広場

正面入口から入ると右手にこどもが遊べる遊具広場が現れますが、アスレチックのような本格的なものではなく、ブランコや砂場、滑り台などのスタンダードな遊具がメインとなっています。

小さな幼児向けの可愛い遊具
短時間遊ぶには最適な広さ。

ボール遊びをするスペースもほとんどなく、砂場エリアは柵が設けられているので、高学年より小学生低学年から幼児向けで、安心してのんびり遊ばせたい親御さんにうってつけといった感じです。

安全用の柵が設けられた砂場
ワンちゃんは残念ながら入れません。

もうひとつの広場

自然環境ゾーンよりさらに先に進んでいくと、遊具で遊んでいるこどもや芝生広場でボール遊びをしている親子連れで賑わう右手に広場が現れ、池周辺の優雅なお散歩道とは違った雰囲気となります。

周辺にはボール遊びができるような広場がありませんが、ここなら思い切り走り回ったり、ちょっとしたボール遊びもできるので、元気な子とお越しになる際にはこちらの存在も頭に入れておくといいでしょう。

ボール遊びで盛り上がる家族
アクティブ派の方が多い印象です。

おすすめ撮影スポット

水辺はとても撮影映えするので、華やかなお花や風流な橋などを上手に組み合わせて、個性豊かな写真をゲットしましょう。

橋の上からワイドに

池周辺には大きな樹木だけでなく色鮮やかな花も多数植えられているので、途中に設置された橋からワイドに撮影するとコントラストの強い綺麗な写真が期待できそうです。

ガーベラと水辺の景色
華やかに彩るガーベラのマゼンタ。

マクロ野鳥

生物の写真やマクロ写真が好きな方は、訪れる野鳥やカメなどの撮影が楽しくておすすめで、とくに野鳥は不透明な水の色と対照的なので、スマホでもプロ仕様の撮影が期待できます。

住んでいるカメと訪れた野鳥
威嚇する野鳥(ゲスト)と萎縮するカメ(住人)さん。

愛犬家のための情報〜

敷地内は歩道が快適なだけでなく自転車の走行が禁止なこともあり、多くの方が愛犬を連れてきて楽しい時間を過ごしていらっしゃいます。

緑地の景色は目を癒してくれる効果があり、マイナスイオンは体を浄化してくれるので、飼い主さんにとってもありがたい場所といえそうです。

愛犬とお散歩おすすめ度:4
★★★★☆

とても細長い形状が特徴なので、芝生広場が少なく遊歩道が大部分を占めており、歩道は池をぐるっと囲むようになっています。

1周の所要時間はゆっくり歩いて1時間~1時間半程度といったところで、やってくる野鳥や亀・魚などを観察しながら一緒にのんびり歩くことができます。

快適に犬と歩いている女性
駐車場が狭いのがマイナス材料です。

アクセス

駐車場は無料なものの狭いため、来園の際には必ず満車の心配がつきまとうので、可能であればバスの利用がおすすめで、どうしても車で来られる方は、満車の場合の対処方法を考えておきましょう。

駐車場

利用可能時間は午前9時から午後5時までとなっており、料金は無料ですが、14〜15台位しか停められないので、週末のみならず平日でも満車状態になります。

自然を生かした散歩に絶好の環境なものの、遠くから訪れるかたにはこの点が足かせとなっている感があり、満車で入れないことを考えてコインパーキングの場所を、もしくは他の公園に行くことも頭に入れておくのがいいでしょう。

満車状態の風景と注意事項の看板
いつ訪れても溢れ気味。

電車・バス

お越しになる際は、車での来園よりも電車・バスがおすすめで、利用者の為に作られた京成バスの停留所には1時間に3本または2本のバスが到着し、市川駅と北国分駅のどちらも利用可能となっています。

京成バスの停留所
できることならバスでご来園を。

じゅん菜池緑地概要

所在地 千葉県市川市中国分4丁目(地図)
園内観光地図
(クリックで拡大)
園内全体地図
駐車場 無料(14台程度)
犬・ペット 入場可能です。
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記事:取材班長・みどり

ここを取材するようになってから10年ほど経ちましたが、駐車場の状況が全然改善されません(笑)。それを除けば千葉県のなかでも最高クラスの快適公園なのですが…。