鵜原理想郷
勝浦の「断崖絶壁」と豪快で透明度が高い海の「水平線」を楽しみながら健康的なハイキングを楽しめるのでアクティブ派の方に特におすすめで、縄文時代の遺跡や味のあるトンネルなど、印象に残る個性的な場所が多いのも魅力的な観光スポットです。
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- 2022/10/22
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取材班おすすめ・イチオシ
無難に車が置ける海岸側ルート
各名所に辿り着くルートの入口は大きく2箇所設けられており、それぞれメリットとデメリットがありますが、こちらの海岸(鵜原海水浴場)側の入口の長所は、駐車場が巨大で景色も楽しめるのが大きな特徴。
夏のシーズン中でなければ無料で利用できるうえ、満車の心配もほぼ無しで理想郷へのアクセスも大差なし、ということで、夏以外で「鐘を鳴らしたいだけ」という方以外は、圧倒的にこちらがおすすめです。
(編集長)
鐘を鳴らすなら鵜原館側ルートで
単純にカーナビを「鵜原理想郷」にセットすると案内されるのが「鵜原館側」の駐車場で(筆者はグーグルのナビでそこに案内されました)、正規ともいえそうなそこからのルートですが、混雑度が高く停められない、ということも多々見られるので、基本的にはおすすめしていません。
ですが、こちらの入口は一番人気の観光スポット「手弱女平」に近いため、「全部回らなくてもいいから、とにかく手弱女平の鐘を鳴らしたい」という方は圧倒的にこちらが便利です。
(編集長)
景観リポート
手弱女平
鵜原理想郷のハイキングといえば「海の絶景めぐり」ですが、なかでもこの手弱女平(たおやめだいら)は近年発見された縄文遺跡の場所でもあり、重要な文化遺産にもなっています。
撮影映えする鐘のモニュメントやお地蔵さん、さらには東屋も設置されているなど、ゆっくりくつろげる環境も揃っているので、お弁当を食べたい方にもおすすめです。
黄昏の丘
こちらも鵜原理想郷ハイキングの必須スポットといえる場所のひとつで、ちょっとした広場になっているためとても爽快で、勝浦の地景もよく見渡すことができ、設置されたテーブルと椅子でお食事もできます。
またこの地点は「白鳳岬」と「大杉神社」への中継地点にもなっているので、ここに訪れないと全部で3箇所の観光名所も見逃してしまいます。
白鳳岬
黄昏の丘から続いている小道を進んでいくと、さらに見晴らしの良い崖へと辿り着きます。ここから見える崖もかなりの絶景ですが、この白鳳岬自体が崖になっているので、足元に注意しながら撮影スポットを探しましょう。
大杉神社
注意しておかないと見落としがちなちょっと穴場的なスポットで、黄昏の丘の奥に草木が鬱蒼と茂っている道を進んで行った先に存在します。
暗い道を歩いていくと右手に細い階段が出現し、そこには鳥居が建てられており、その階段を登っていくとさらに小さな鳥居が現れ、その奥に社が祀られています。
毛戸岬
手弱女平と黄昏の丘の中間あたりに位置しており、メインとなる観察地点は地上の砂浜周辺なので、他の岬と比較して危険性は少なめです。
透明度の高い勝浦の海を満喫できる場所でもありますが、波の高い日は危ないので、小さなお子さん・ワンちゃんをお連れの場合は注意しましょう。
施設
海岸側入口
鵜原海水浴場から続くトンネルの先は理想郷へのスタート地点となっており、そこには港を望みながらくつろぐことができるベンチと、周辺の地形などがよく理解できる全体マップが設置されています。
鵜原館側入口
利用者が多いメインの入口で、駐車場から2つの小さなトンネルを抜けていきます。スタートしてしばらくは「私道」を通行することになるため随所に注意書きが貼られていますが、できるだけ騒がずに静かに通行してあげましょう。
案内板
ハイキングコースにはいくつも分かれ道があり、全体を把握しないとすべての岬・名所に行くことができないので、ちょうど分岐点あたりに大きな地図が立てられています。
海岸側の入口にも大きなマップが設けられていますが、鵜原館側の入口には地図が見当たらなかった(取材時)ので、とくに後者から来られる方は、事前にインターネットで地図のページを開いておくか、この分岐点で地図をスマホ等に撮影しておくのがおすすめです。
トイレ
ハイキング・登山の際によく困るのが「お手洗い」ですが、この鵜原理想郷はとても良心的で、中間地点あたりに男女別の綺麗なトイレが設けられています。
また、鵜原館付近の無料駐車場には簡易式便所が、海岸側にも比較的綺麗なトイレが設置されていますが、管理状況・距離を鑑みるとこの山中の施設がおすすめです。
愛犬家のための情報〜
腰が頑丈で健脚のワンちゃんであれば歩きごたえ抜群のハイキングコースですが、崖などの危険な箇所が随所に存在するのでおすすめ度は3としました。飼い主さんはいつも以上に気を配ってワンちゃんを守ってあげましょう。
愛犬とお散歩おすすめ度:3
★★★☆☆
丘の上なので坂・階段を登ったり下ったりする場面が多いものの、時折飼い主さんが抱っこしてあげるなどすれば、極端に困難なハイキングコースとはいえなそう。
ただし、見晴らしの良い岬は必ずと言えるほど危険な崖が存在しているので、リードはいつも以上にしっかりと固定して、「万が一の事故」がないようにしましょう。
アクセス
駐車場
海岸側
海水浴シーズンは海の家・海水浴客で大賑わいを見せる鵜原海水浴場のオフシーズンはサーフィン・SUPなどのマリンスポーツを楽しむ人が大勢訪れますが、駐車場を無料で開放(シーズン中は1,000円〜)しています。
駐車できる広場は海岸沿いに広がっていますが、いつもは海の家で賑わっているエリア(写真)がいちばん近くに位置します。ナビとマップで「理想郷にいちばん近のはここだな」と確認してから訪れましょう。
鵜原館側
ナビ等でセットすると(おそらく)案内されるのがこちらの駐車場ですが、海岸側と比較すると圧倒的に収容台数が少ないので、混雑しそうなシーズンははじめから海側を目指すのが無難です(海側は海水浴シーズン有料)。
海水浴シーズンは無料で停められるのがこのエリアだけになってしまうので、混雑を覚悟してここを目指すことになります。
また、この先に「鵜原館」という宿があり、広い駐車スペースが設けられていますが、理想郷の利用のみの方は入れないように注意しましょう。
電車で
この絶景観光スポットの魅力は電車の便も良いという点が挙げられ、JR「鵜原」駅から徒歩13分程度という距離。健脚の方であればちょうど良い準備運動になるでしょう。
駅から行く場合は海岸側・鵜原館側のどちらの入口でもそれほど距離が変わらないので、海が好きな方であれば海沿いの散歩を楽しめる海岸側がおすすめです。
鵜原理想郷概要
所在地 | 千葉県勝浦市鵜原 |
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駐車場 | 【海岸側】 海水浴シーズン:有料(2022年は1,000円)、それ以外は無料 【鵜原館側】 無料 ※「理想郷専用駐車場」の看板が出ているので、そこに停めるようにしましょう(宿泊者以外は鵜原館の駐車場に停めないようご注意ください)。 |
入場料 | 無料 |
犬・ペットの入場 | 可能 |
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記事:編集長(ヨコマロ)
手軽にハイキングをしながら数々の絶景スポットを巡れるのはさすがに千葉ですよね。とはいえ崖や細い道、石の上を歩く箇所なども存在するので、すべりにくく歩きやすい靴を履いていきましょう。