鴨川シーワールド

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海の景観とイルカショー
海の景観とイルカショー

更新情報・お知らせ

2022/10/3
ページを公開しました。

千葉県にいながら世界中の海の動物が住んでいる環境を疑似体験できる日本でも屈指のテーマパークです。

鴨川の絶景と海の幸が味わえるホテル・隣接するビーチなどの楽しみオプションも豊富なので、遠くからお越しの方はもちろん、千葉県内からでも宿泊して長期的に楽しむ方が多いのも特徴的です。

鴨川メニュー

取材班おすすめ・イチオシ

海の王者・シャチの実力

日本でシャチを見ることができる水族館は2ヶ所しかないことは、皆さんご存知ですか?大きな身体に白黒のクールなボディカラー…海のギャングとも呼ばれ絶対的な力を感じずにはいられませんが、そんな貴重な彼らを間近で見たい…! (噂ではびちょびちょに濡れるという)パフォーマンスを体験したい!

そんな熱い思いを胸に抱き迎えた当日、オーシャンスタジアムはさすがの人気で人の山、山で、座席の後方は埋まっており、立ち見の方々も沢山出現。なのに前方はまだまだ座れる余裕があるので(相当な水がかかるのだろうなと)心配しつつも、「オリジナルレインポンチョ」(1,500円・可愛すぎたのでつい購入)を身に着け、完全武装状態で前方に着席しました。

パフォーマンスが始まると、トレーナーさんとシャチの見事な連携プレイで会場が瞬く間に興奮の渦となり、大きな水飛沫やダイナミックなジャンプなどでテンションは最高潮。

さらにもっとすごい技が見られるかも…とワクワクして見ていると、なにやら尻尾に不穏な動きが?と思った刹那、トレーナーさんの「サマースプラッシュ!!」の掛け声と同時に尻尾でバッシャバッシャ!!大量の水を客席に撒き散らしていただきました(量と勢いが凄いんです)。

ポンチョのちょっとした隙間から水が入り込んで、終わる頃にはびちょ濡れになっていましたが、そのダイナミックな感動は、濡れた水がどうでもよくなってしまうほどでした。

ということで、パフォーマンスの様子をスマホで撮影する場合は、透明タイプの防水ケースに入れておくのがおすすめです。ちなみに私は準備していなかったため撮影できず…。

(以下4記事とも、記事:取材班・カザマツリ ヨウ)

バック宙を決めるシャチ
これぞ海の王者!抜群の身体能力と適応力。

やっぱり花形♪イルカの競演

水族館のパフォーマンスにおける「絶対的存在」ともいえそうなイルカは、流線形のスマートな身体の作りなどルックスの良さはもちろん、頭の良さ・泳ぎの速さもピカイチ。もちろん筆者も、イルカの活躍する姿をたっぷりと堪能させていただきました。

来訪当日の天候はほぼ台風のような、横殴りの雨に凄まじい暴風という悪環境状態で、サーフスタジアムは屋外にあるため(客席に屋根はついていますが)あまりの天候の悪さに開催されないのでは…と、私を含め来場した誰しもが思っていたのではないでしょうか。

そんなこんなでスタッフの方に確認すると、「あぁ、大丈夫ですよ」と何事もないかのようにさらりと言ってのけてくれました(笑)。

その言葉と自信に偽りはなく、通常どおり始まったパフォーマンスは圧巻で、ハイスピードで縦横無尽に泳ぎ、トレーナーさんの指示に従い高々と何度もジャンプをして盛り上げてくれます。

水中から一体どのような力であそこまでジャンプできるんでしょう(笑)。とくにトレーナーさんが2頭の背に片足ずつ乗せ水上を凄いスピードで移動する技は圧巻で、相当な訓練をされているのだろうなと感じずにはいられませんでした。

鳴き声を聞ける場面が所々にあるのも注目ポイントで、おもちゃのような可愛らしい声に楽しそうな様子が重なって、みんな思わず笑っていました。

パフォーマンスだけでなく2種類それぞれの特徴を見比べるのもおすすめで、「バンドウイルカ」はイルカと言ったらこれ、という代表的な姿をしていて、「カマイルカ」は口先が短くスタイリッシュな印象なので、是非違いも観察してみてください。

バック宙を決めるシャチ
ショーだけでなく、記念写真タイムも。

愛嬌抜群の賢いベルーガ

マリンシアターでは、「シロイルカ」とも呼ばれクジラの仲間であるべルーガに会うことができ、屋内のため雨天の場合でも濡れることなく鑑賞することができます。

この施設は、ベルーガの音や超音波の波形が水槽の上にあるモニターに映し出されるという、超クールな見た目と仕様になっており、どの席からでも見られるようモニターが3つ設置されています。

全体的に映画館のような雰囲気で、着席するといい具合に水槽とモニターが見えるようになっています。

ここでのパフォーマンスでは、トレーナーさんが話す言葉が水槽の中に届くようになっており(マイクが中に設置されているとのこと)、指示を聞いた動物がアクションを起こしてくれます。

初めてベルーガを近くで見ましたが、その知能の高さに驚くだけでなく、愛嬌の塊であることがよくわかりました。正面をから見るとニコニコするお顔が堪りません。頭の前が膨らんでいるのですが、その部分をメロンと呼ぶとのこと(うーん、可愛過ぎます)。

シャチやイルカのパフォーマンスのように派手なものではありませんが、真っ白な大きな身体が水中を泳いでいる姿はなんとも不思議な気持ちになり、トレーナーさんの解説がさらに知識欲を掻き立ててくれるので、好奇心旺盛なお子さんをお連れの親御さんにもおすすめです。

車椅子の方専用の席も用意されるなど、全ての人が気持ちよく利用できるように工夫がされているのもとても魅力的です。

水中で愛想をふりまくベルーガ
ベルーガにタッチできる時間も要チェック。

クラゲの神秘に心癒され

日本各地に点在する水族館で展示しているクラゲというと、色鮮やかで鮮明な雰囲気が多いというのが筆者(私)の印象ですが、鴨川シーワールドは一味違っており、優しい照明と柔らかな色味のグラデーションが上品な大人の雰囲気を漂わせていました。

Kurage Life(クラゲライフ)では約10種類のクラゲが展示されており、施設正面の大きな水槽ではミズクラゲが気持ち良さそうにフワフワと水中を漂っています。

普段海で見かけたら避けているクラゲでしたが、こんな近くで詳しく見るのって何だかドキドキします笑。刺激的な風景が連続するので、写真が趣味の方はもちろん、そうでなくてもスマホのシャッターが止まらないかも(押しっぱなしの筆者)。

またこのエリアには、自分の身体を動かしながら楽しめる特殊なコーナーも設けられており、手で水流を起こしたり、光のクラゲを手にのせる疑似体験ができます。

全て映像なのですが、穏やかな時間がゆったり流れていくような不思議な感覚になるので、「都会の喧騒を忘れるとはまさにこのことだ」などとしみじみ思い、心地良くて眠くなりました。

この体験ゾーンは子どもたちに相当楽しい催しのようで、床の水面を踏んで波紋が広がっていくのに夢中になっている子をたくさん見かけました。見ているだけでも十分楽しめるので、歩くのに疲れた親御さんは、休憩がてらお子さんに楽しんでもらえて一石二鳥かも。

あまりにも神秘的で美しいくつい魅入ってしまい、「足止め」を喰らう可能性が高いので、パフォーマンスの時間に間に合うよう滞在時間にご注意してください(笑)。

バック宙を決めるシャチ
「海の神秘」代表的存在。

大切な人へお土産でお裾分け

メインゲートのすぐとなりにあるギフトショップ「マリンマーケット」は、欲しい商品が見つけやすい広さながら品数が豊富で、中に入ると水族館の仲間たちのグッズやお菓子がたくさん並んでいます。

入るだけでもワクワクするような雰囲気で、見ているだけでも楽しいので時間を忘れて夢中になり、気付いたらあっという間に予定の時間を過ぎていました。

注意点としては、入館後すぐにマリンマーケットに入って出口から出てしまうと「退館扱い」になり、再入場であることをスタッフさんに説明しなければならなくなるので、できれば帰り際に立ち寄りたいところです。

ここで購入した「オリジナルレインポンチョ」は、シャチのパフォーマンスを見るときや雨天時に大活躍してくれました。購入時はちょっと躊躇しましたが、しっかりした作り、背面の可愛いデザイン、落ち着いた紺色の色味も素敵だったので購入しました。

ポンチョと同じ素材のバックも付いてくるのも魅力的で、筆者はカメラを持参していたので、濡れないようにその中に入れて持ち運んでいました。使い切りのビニールタイプではないので、自宅に持ち帰った後も何度も使用できるのもおすすめポイントです。

他に購入するかどうか迷ったのは「シャチの大きなぬいぐるみ」で、デフォルメされた可愛らしい見た目はもはや反則技…。ここでしか見ることができないのであれば、せめてぬいぐるみを購入して家でモフモフしよう!とい思ったのですが、荷物の多さとお財布との相談で不本意ながら断念。次回はお迎えしようと思っているので待っててね…!

振り返ってみると、自分へのお土産はもちろん、家族や友達、職場の方々に日頃の感謝を込めて贈り物をするのにもぴったりな商品が多かったなと感じているので、大切な人に楽しい思い出をお裾分けするのにとてもおすすめです。

バラエティ豊富な商品がならぶマリンマーケット
オリジナル商品の多さも魅力。

アトラクション・施設

アトラクション

シャチ・イルカ・アシカ・ベルーガなどによる豪快なパフォーマンス・ショーで、平日3回・土日4〜5回程度開催されています(2022年秋)。

オーシャンスタジアム
(シャチ)
海の景色をバックに、大きなシャチがスケールの大きな演技を見せてくれます。
サーフスタジアム
(イルカ)
鴨川シーワールドを象徴すると言っても過言ではないイルカショーで、タイプの異なる2種類のイルカが、それぞれの個性を生かしたコラボ演技を披露してくれます。
マリンシアター
(ベルーガ)
超音波などの「音」にこだわったパフォーマンス・ショーで、最新テクノロジーを駆使して真っ白なベルーガの知能の高さをガラス越しに見るだけでなく、「タッチ」できるプログラムも用意されています。
ロッキースタジアム
(アシカ)
芸達者なアシカ達による、笑いと感動のパフォーマンスで、バランスの良さを生かしたさまざまな芸、ボールを鮮やかに使う技などを見ることができます。また、かもしーの伝統芸となっている「笑うアシカ」との記念撮影タイムも設けられています。

動物を見る

ロッキーワールド イルカ・アシカ・アザラシ・セイウチ・トド・ペンギンが生活している環境を再現した施設で、水中を泳ぐ姿などを観察できるコーナーも設けられています。
ポーラーアドベンチャー 南極付近に住んでいるペンギンや北極のアザラシ、北太平洋の寒い地域に生息するエトピリカなどが地上で歩く姿、海を泳ぐ姿を見ることができる施設です。
ピリカの森 白い顔とオレンジのクチバシが特徴的な海鳥「エトピリカ」の、華麗で優雅な泳ぐ姿を鑑賞できる生態展示コーナーです。
ウミガメの浜 近年ではなかなか見ることが難しくなってきたウミガメの産卵などのようすを観察できるビーチで、孵化してから海へと旅立つまでのようすを学習することができます。
ペリカンの池 園内に設けられた小さな池の付近に住んでいるペリカンが歩いたり、空中の餌を捕まえる「ダンス」のようすが楽しめます。
それぞれの動物が住んでいる海 カリフォルルニアに住んでいるアシカ・アザラシ、千島列島のトド、アラスカのセイウチ、チリ沿岸のペンギン、奄美大島近辺のイルカなど、それぞれが普段住んでいる環境を再現した景観を楽しむことができます。

屋内施設・展示

エコアクアローム 水に焦点をあてたコーナーで、基礎となる源流から海に至る水の自然とそこに住んでいる個性豊かな魚・生きものなどを観察することができます。
クラゲライフ マニアにはたまらないクラゲ専用の展示コーナーで、リアルな生体から成長から体の変化までを体験できるホログラフィックが用意されています。
トロピカルアイランド 南の海の中という想定の深さ7メートル以上の規模を誇る水槽の中にはリアルなサンゴ礁などが再現されており、その付近で気持ちよく泳いでいるカラフルな熱帯魚を見ることができます。
おすすめは、多くの魚たちが食事する風景を観察することができる「フィーディングタイム」で、スケジュールはあらかじめ決まっているのでチェックしておきましょう。
コーラルメッセージ 自分が作った(描いた)魚がまるで本物の海で泳いでいるかのような疑似体験ができる面白いコーナーです。小さなこどもが海・自然に興味を持つのに最適なだけでなく、他で味わえない体験だけに大人でも夢中になること間違いなし!?

レストラン・ショップ

レストラン・オーシャン 鴨川シーワールドがテーマとしている「房総フード」を味わえる本格レストランで、地元で収穫された魚・農産物を中心に素材としたメニューがメインとなっています。
比較的お手頃な価格のドリア・カレー・パスタ・定食から、千葉県産の牛ステーキなど、それぞれのお財布・お好みに合わせて楽しむことができます。
フードコート・マウリ できるだけ短時間に、リーズナブルに食事を楽しみたい方におすすめで、1,000円を切る価格のカレー・パスタなどが中心で、ボリューミーなカツカレー・ミートパスタなども用意されているのでガッツリ系の方でも満足できる品揃えとなっています。
バイキングレストラン・サンクルーズ 時間をつかってたっぷりと食事の時間を楽しみたい方には絶好のバイキングタイプのレストランで、サラダバー・バラエティ豊富な肉料理・ごはん類・スイーツ・ドリンク・アルコール(別料金)などが用意されています。
ギフトショップ・マリンマーケット 入口付近に建っているおみやげショップで、人気の「イクミママのどうぶつドーナツ」のほか、オリジナルデザインのぬいぐるみ・バスタオル・マグカップ・バッグなどが手に入ります。
バザールコート・ラオイ 園内の中心地点あたりに位置する巨大なショップで、広い店内には鴨川シーワールド独自デザインのお菓子・雑貨などが見られます。

ホテル・宿泊

鴨川シーワールドオフィシャルホテル

オフィシャルホテルと鴨川シーワールドは、専用の通路で繋がっており、宿泊すると到着日だけでなく出発する日も無料で入館することができます。

海沿いに建っておりすべての部屋から海を望むことができるのも魅力のひとつで、広めの部屋には冷蔵庫も設置され、夜の飲食料だけでなく冷蔵モノのお土産の保管にも利用できます。

たっぷりと遊んだ後は温泉(鴨川温泉・なぎさの湯)に浸かり、食事はバイキング形式で本格的な味を楽しむことができます。

こども向けのサービスも充実しており、無料の離乳食・こども用の便座・洗面台の踏み台なども用意されており、レストランの横には専用のキッズルームが設けられ、食事時間中にはスタッフが滞在してくれます。

詳細・予約はこちらから

テーブル上に並んだバイキング料理
和・洋・中が揃った豪華なバイキング料理。

アクセス

鴨川シーワールド概要

所在地 千葉県鴨川市東町1464(地図)
料金情報 入館料
年間パスポート
駐車料金
電車・バスの場合 JR安房鴨川駅から無料送迎バスの利用がおすすめです。
運行ダイヤはこちら
公式HP https://www.kamogawa-seaworld.jp/
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