関宿城

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満開の桜と天守閣
満開の桜と天守閣

更新情報・お知らせ

2022/4/30
野田・流山の公園ページをリニューアルしました。

高台に復元された天守閣、その周辺に広がる緑地の一帯を関宿にこにこ水辺公園と呼んでいます。

園内には桜を中心とした樹木とのんびりくつろげるベンチ、こどもが楽しめる遊具と動物をモチーフにしたモニュメントなどが置かれています。

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天守閣

天守閣は県立の博物館で、1階は受付と展示、2・3階は季節ごとに変わる趣向を凝らした展示室、4階はパノラマで景色を眺められる展望台となっています。

入口付近と売店

入口近くには、お土産や軽食が手に入る休憩所があります。博物館と展望を見た後に立ち寄ってお土産を、というのが正規のルートといったところ。

観光パンフレットも置いてあるので、関宿藩や産業についてもっと知りたい方は立ち寄ってみましょう。

博物館休憩所
博物館同様に月曜日が休館となっています。

ここでしか手に入らないそうな「出世カレー」なんてものがありました。せきやどみるくを使用したまろやかな味わいのビーフカレーだそうです。

出世カレー500円
野田市新規商品開発事業採択商品とのこと。

夏に嬉しいアイスクリームの自動販売機と種類豊富なドリンク類。お城を見学した後はここで飲み物を買って水辺でのんびりしましょう。

4台の自動販売機
駐車場のすぐそばにあります。

展示室

天守閣の中に入るのは有料となります。この自動券売機でチケットを購入して受付の方に渡すシステム。65歳以上の方は入場無料となっていたので、当てはまる方は年齢を証明できる物を持参するのがお得です。

入館チケットの券売機
年間パスポートもあります。

関宿城は4階建てとなっており、階段だけでなくエレベーターも利用可能です。この後の体力を温存したい場合は、エレベーターで4階まで行き、ひとつずつ降りながら展示物を見学するというルートがおすすめです。

エレベーター入口
混雑することは少なそうです。

展示物は時期によって変わりますが、甲冑などの歴史的遺品はおよそ年中展示されているようです。一部撮影が禁止されている箇所もあるのでお気をつけください。

関宿藩が使用していた甲冑
重要と言われていたお城の歴史を感じましょう。

取材時に開催されていたのは「昔のくらし展」。昭和初期などに使用されていた生活用品などが展示されていました。この他にも季節限定で面白い展示がされています。

昭和初期に使用していた衣服とミシン
個人的には、ここがお気に入りでした…。

展望フロア

お城の展望エリアというと屋外が多いのですが、ここは室内のため窓越しの景色となります。東西南北を見ることができるので、窓越しでも良いという方であれば是非。

4階の展望エリア
望遠鏡も設置されています。

望遠鏡を使用すれば富士山も見ることができます。肉眼では相当空気が澄んでいないと無理そうです。

展望エリアから見られる景色
こんなにはっきり見えたら嬉しいですが。

窓ごしでもなんとかこんな感じに撮影できました。この日は空気が澄んでいなかったので遠くまでは見えませんでしたが…。

展望エリアから見た桜の景色
とはいえ桜と利根川のコラボが綺麗でした。

関宿にこにこ水辺公園

関宿城の周辺は桜が綺麗な広場となっています。お散歩に適しており、近隣の方を中心に多くの人々がのんびりした時間を満喫していらっしゃいました。

遊具施設

園内の天守閣が見える場所に、ちょっとした複合遊具施設があります。ベンチもあるのでお子さんに遊んでもらいながら城を眺める…または元気に遊んでいる姿を撮影する…といった楽しみ方ができそうです。

遊具広場から見る天守閣
低いので怪我の心配も少なそうです。

ゴリラなどこどもに人気の動物をモチーフにした像ががまんべんなく置かれています。普通の芝生広場も可愛い像があるだけで、なんとなく楽しい雰囲気になりますね。

ゴリラの像と広場
記念撮影スポット?

お散歩コース

周辺はすべてがお散歩に適した快適な歩道となっているので、違う景色を味わいながら快適にウォーキングを楽しめます。

桜をはじめとした季節の樹木も豊富なので、定期的に訪れると、移り変わる景色を感じ取ることができそうです。

お城横の散歩コース
城址の醍醐味を味わいましょう。

お城の周辺から離れた場所には菜の花が敷き詰められており、こちらも絶好のお散歩コースとなっており、高い建物がないので開放感も抜群です。

菜の花畑横の歩道
地平線のようなのどかな景色が広がります。

江戸川と利根川の境目に位置している水辺の緑地だけあって、車が通行しない橋を渡って楽しむこともできます。橋を渡るとそこは「中の島」という自然だらけの緑地です。

中の島に渡れる橋
かなり長い橋ですが、車は通れません。
中の島の歩道
橋を渡って中の島に入ったところです。

桜の風景

あたり一帯はSNS映え抜群の名所ですが、多くのメディアで取り上げられていないので混雑度は低め

城と桜と水のコラボが楽しめる場所にしては知名度がとても低いので、成田山などの月並みな写真をアップするよりも面白いかもです。

芝生横歩道に咲いた桜
天気が良ければこんな素敵な写真が!

桜は至るところに植えられているので、自分好みの場所を見つけてお気に入りの1枚を手に入れましょう。この写真は誰もいない放置状態の芝生広場から撮影したものです。

花びらのアップ写真
赤い三角コーンがなければ!笑。

こちらは中の島にかかる橋の上から天守閣を向いた風景。ずらりと並んだ桜と菜の花の上にひょっこり顔を出す関宿城。千葉にこんな場所が?と、SNSで驚かせちゃいましょう。

橋の上から見た桜の絶景
ほとんど知られていない絶景ポイントです!

関宿城の裏にある放置状態の芝生広場は絶好の撮影スポットとなっています。惜しげなく植えられた桜を遠くに入れ、目の前に濃度の高い花にピントを合わせる…これぞ定番の桜の写真、ですね。

芝生広場の周辺に咲いた桜
素敵な人物が被写体に加われば完璧!

愛犬家のための情報〜

綺麗に保たれた歩道と周辺に植えられた季節を感じられる樹木、遠くまで見渡せる景色…どれを取ってもお散歩するのに最高。そして何といっても「自転車乗り入れ禁止」が嬉しいポイントです。

愛犬とお散歩おすすめ度:5
★★★★★

お城の中は別として、周辺の広場は、ワンちゃんと飼い主さんにとっては最高といえそうな環境。

平坦で見晴らしの良い散歩道は写真にあるように自転車乗り入れ禁止で、安全・安心に歩くことができます。途中にベンチや木陰もたくさんあるので休憩しながら長時間過ごすことができるでしょう。

自転車乗り入れ禁止の看板と歩道
目立つように置かれた看板がありがたいです。

歩道もなんとなく2つに分かれていたりするので、ジョギングをしている方がいても衝突したり踏みつけられたりしなそうです。

桜の下の広い歩道
自然で作られた中央分離帯?素敵です。

アクセス

無料で広い駐車場があるので、車を持っている方には嬉しい環境なのですが、電車・バスでアクセスするのはかなり困難。場内のバス停は1日に2本程度しかありません。

駐車場

ゴールデンウィークでもバッチリ収容しそうな台数を誇る無料の駐車場。こちらは水辺公園用ですが、これと別にお城用のエリアもあり、どちらも利用できます。

使用率30%位の駐車場
満車になることは稀なので安心です。

天守閣側は若干混雑していますが、ここに停められなくても公園の駐車場が広いので安心です。

敷地内の駐車場
お城を入れて車やバイクの写真を撮るならここ?

電車・バス

入口にバス停があるので一見便利そうなのですが、電車の駅(川間駅)から出ている朝日バスは1日に2本なので、時間を確認しておく必要があります。

もうひとつの野田市まめバスは、野田市内を循環しているタイプで、駅からアクセスするにはかなりの乗り換えが必要になり、野田市民の方以外には有効な交通手段といえなそうです。

関宿博物館バス停
野田市民の方にとっては便利なまめバス。

関宿城・にこにこ水辺公園概要

所在地 千葉県野田市関宿三軒屋(地図)
場内地図
(クリックで拡大)
関宿城・にこにこ水辺公園の全体地図
駐車場 無料
犬・ペットの入場 入場可能(天守閣は除く)
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記事:取材班長・みどり

桜と菜の花を同時に楽しめるスポットで有名なのは小湊鉄道の高滝駅付近ですが、ここも負けず劣らずの絶景です。

正直、展望エリアは窓があって残念でしたが、城の周辺の景色は一見の価値ありだと思います。